ぼくたちに、もうモノは必要ない。
ミニマリズムやシンプルライフに興味のある人の間では、かなり有名な本です。
私は以前にもこの本を読んだことがあるのですが、そのときは今ほどミニマリズムに興味がなく、あまり内容が入ってきませんでした。
しかし最近、モノが少ないほうが生活の質が上がる。モノが減ると心の状態まで変わる。ということを身をもって体験し、そこから一気にミニマルライフに加速がかかっています。
そんな中、久しぶりにこの本をもう一度読み直すと、頷ける部分が非常に多く、ああ…筆者の言っていたことはこういうことだったのだ…。と腑に落ちるポイントも多々ありました。
今回は本の内容と自分の体験を織り混ぜて、モノが少ないことのメリットをまとめてみたいと思います。
自由な時間が増える
自由な時間が奪われる要因としてすぐ思い付くのが、残業だらけの仕事や煩わしい人間関係などですよね。
でも以外と盲点なのが、モノ。
モノに縛られる生活は大変です。家にモノがたくさんあると、掃除も大がかりになりますし、管理もしなきゃいけないし、捨てるときも大変です。
私も少し前までは、部屋にモノを溜め込み、掃除や管理に相当な時間を費やしていました。せっかくの休日も、部屋の整頓をしているだけで終わってしまい、常に時間が足りない!と不満を持っていました。
そのときは、自分の時間の使い方が悪いだけで、モノが多いことが原因だと気づいていませんでした。
そして最近、ミニマリズムの方のブログや本を参考に、思いきっていろいろ捨ててみることに。すると本当に時間が増えました。正確に言うと、今までモノに費やしていた無駄な時間が減りました。
掃除も格段と楽になり、時間をかけて整理整頓する必要もなくなりました。
そして何よりも、身軽になった感覚があります。フラッとどこへでも行けそうな感覚。この心地よさはくせになりそうです。
思考がすっきりする
モノって、ただそこにあるだけで私たちのエネルギーを奪う気がします。どこに視線を向けてもモノがあると、それだけで脳に情報がいきますし、雑念が入ってくるんですよね。
以前は理由もなくイライラすることが多々あったのですが、部屋をガラーンとした空間に変えたことで、イラッとしてもすぐに心が落ち着くようになりました。
自分に必要なモノだけがある空間は、集中力が高まります。勉強や仕事も捗りますし、ボーッと考え事をするときも、マイナス思考に傾きにくくなる気がします。
真っ白な壁、何も置いていない机をジーっと見ていると、モノへの執着や外面の悩みごとがどうでもよくなって、自分の内面に意識が向いてくるようになります。
今までどれだけモノにエネルギーを奪われていたんだ…と思う今日この頃。
お金の使い方を改めて考えるようになった
モノを捨てる作業をしていると、今まで自分がどれだけ不必要なものにお金を使ってきたかが露になります。
モノを買った瞬間の快感だけのために、お金を使ってきたかと思うと、昔の自分が恥ずかしく思えました。
厳選して購入したモノや、生活に必要なモノは価値があると思いますが、見栄や流行で溜め込んだモノは、ただエネルギーをうばってくるだけの存在になるということに気づきました。
でもミニマルライフのためだからといって、必ずしもモノを少なく持つ必要はないと思います。
モノを購入する基準を明確にし、消費を煽られないようにしていれば、自然と心地よいものだけが周りにある暮らしが維持できると思います。
私が最近心がけているのは
- 無料のモノは出来るだけもらわない
- 欲しいモノがあるときは、とりあえず1ヶ月以上保留する
などです。
私はあまり働けないタイプの人間なので、沢山稼ぐことよりも無駄な消費を抑えることで、必要なお金のバランスを調節しています。
とはいっても私は本や韓国旅行が大好きなので、そこにかかるお金はかなりゆるめに設定していますが……(笑)
「ぼくたちに、もうモノは必要ない」にも書かれているように、これだけは譲れない!というポイントがあれば、無理して我慢しないほうがいいかもしれません。
あくまでもミニマルライフは目的ではなく手段ですからね。
大切なのは自分の心地よいという感覚だと思います。
自分が厳選したモノだけがある暮らしは本当に心地よいです。おそらくもうモノを溜め込む生活には戻らないと思います。
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」ミニマルライフの方法論から精神論まで書かれている良質な本です。興味のある方は是非読んでみて下さいね。
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