こんにちは、韓国本オタクのそみ(@somi_koguma) です。
今回は2013年頃に韓国で購入した本、『+1cm(プラスイッセンチ))』を紹介したいと思います。
こちらのイラスト本は、可愛らしいイラストと心温まる文章が話題となり、韓国だけでなく、日本やアメリカでも出版された1冊でして。
「自分の視点を1センチずらすだけでも、世界は変わってみえる」というメッセージががちがちになった思考や曇ってしまった目を、優しく溶かしてくれます。
今回は、この本の中で印象に残った言葉を少し紹介したいと思います。
環境を変える勇気
・앉은 자리를 바꾸지 않으면 새로운 풍경을 볼 수 없다
座る席を変えなければ新しい風景を見ることはできない。
環境を変えるのは、簡単なようでとても勇気のいることですよね。
自分の置かれている環境に不満を言いながらも、結局だらだらと居続ける方が楽に感じたりするものです。
ただ、私も20代になってから薄々感じ始めたことですが、環境の影響って本当に大きいんですよね。
いくら気持ちを改めても、環境を変えなければ、新たな考えや柔軟な視点を育てるのは難しいです。
おばあさんになったとき、同じ席で同じことしか言わないような人になっていたくない。
定期的に今座っている席を変えて、柔軟に生きていきたいものです。
常識やルールに適応しすぎない
・적응하지 말것
適応しないこと
適応するのはいいことだと語られがちですが、マイナスな面もあります。
大きな流れに適応しすぎた結果、毎日報道される悪いニュースに無反応になったり、不条理なルールに反抗しなくなったり、傷ついている人に無関心になったり…。
大きな流れに適応してしまえば一見楽ですし、無難な人生を送れそうな錯覚さえも生まれます。
ただ、思考停止になった先に何があるのか…考えるとゾッとしますよね。
これは私の幸せを奪うものではないのか、より良い社会の妨害となるものではないのか、面倒でもその都度頭で考える必要があると思います。
効率や生産性を求められる社会では、とにかく与えられた環境に適応することが良しとされていますが、たまには立ち止まって、世を見る目の解像度を上げたいですね。
人生に足したい1cm。
こわばっている心や考えを柔らかくほぐしてくれ、読み終わった後は心が軽くなります。
イラストもとっても可愛いので、絵本のような感覚で読めますよ。
今回私が読んだのは韓国語版ですが、調べてみると最近日本でも『 1cm(プラスイッセンチ)たった1cmの差があなたの世界をがらりと変える』というタイトルで発売されたようです。
こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
韓国書籍 関連記事▼