Koguma

自由に生きたい韓国マニアのゆったり生活

れんげ荘物語「働かないの」から学ぶ、身の丈生活のカタチ

       【スポンサーリンク】

最近読んだ、群ようこさんの「働かないの」。月10万円で暮らしている女性(キョウコ)の暮らしを綴った小説です。

読者さんがおすすめして下さったことがきっかけで読んだのですが、文章が柔らかくまったりとしていて、読んでいるうちに心がじ~んわりほぐれる感じがありました。また、柔らかいながらも著者の鋭い感性が感じられ、生活の中の細やかな描写が光る一冊でした。描写が繊細かつリアルすぎて、はじめエッセイかと思ったくらい。

「自由でスローな生き方」のヒントが学べる本10選! - Kogumaでも書いた通り、私はとにかくスローで自由な生活を望んでいる人間なので、主人公の感性には共感できるところが多く…読み終わったあとは、主人公のキョウコと友達になりたいな、なんて思ったり。

ということで今回は、この本の中で心に残ったフレーズや思ったことをちょこっと書いてみたいと思います。

自分の人生は自分のもの

無職のキョウコが区役所職員から「どうして働かないのか」と問いただされたシーンで

相手は仕事なのはわかるけど、個人の志向を尊重してほしい。

人を押しのけてのし上がりたいと考えている人もいれば、ほどほどの暮らしでよいと考える人もいれば、自分のように働きたくないっている人間だっているのだ。国を潤わせてはいないかもしれないが、今のところ迷惑もかけていないはずなのだ。

引用元:働かないのーれんげ荘物語 群ようこ

ここ、大共感。日本ってやっぱり人を画一化する傾向が強くて、自分と違うことをしていたり違う考えを持っている人に対して、みんな厳しいなって思います。

北欧に住んでいる友人曰く、北欧ではいろ~んな生き方をしている人がいて、それに対してみんながどうのこうの言うってことが無いそうです。まあ、その国によって社会背景も歴史も違うから、日本が北欧のようになるっていうのは不可能だけれども、考え方を柔軟にすることは可能だと思います。

自分の意思よりも集団の規律や常識を優先するっていうのは、戦時中に植え付けられたものであって、今は別に重要じゃないし、世間どうのこうのより「自分がいかに生きるか」を優先的に考えた方が自由に一歩近づくんじゃないかな、と思ったり。

 

生活の些細なことを楽しむ

どんな環境になっても、ご飯が食べられて、それが体内を通過してちゃんと出てくれて、日々、暮らせればそれで十分だ。

引用元:働かないのーれんげ荘物語 群ようこ

ここも大共感。以前、シンプルライフの基本は「生活の些細なことを楽しむ力」だと思う。 にも書いた通り、お金をバーッと使って得る一時的な楽しみよりも、生活の中の些細な楽しみをじんわりと感じる方が大切なんじゃないかなって常々思っています。

大量消費・大量廃棄のシステムが崩れてきている中、大切なのは「身の丈に合った生活」をできるかどうかだと思うんですよね。主人公キョウコのように、当たり前だと思っていることを敏感に感じ取り、幸せだと思うことは一見簡単なようで結構難しいこと。世の中モノやお金で溢れかえっていますからね。

でもこれさえできれば、社会とか働き方とかいろいろと変化しまくって先が見えない世の中でも、わりと平穏を保ちながら暮らせるのではないかな~なんて思ったり。

「周りの価値観に振り回されず身の丈に合った生活ができる」っていうのは、もはやこれからの時代を生きていく上で強力なスキルですよね。

 

 

ということで、簡単にですが、れんげ荘物語「働かないの」で印象深かった言葉と、思ったことを紹介しました。

群ようこさんの本ははじめて読んだのですが、ゆるゆる感が私のコードとぴったり。近いうちに違う作品も読むつもりです。

良書に出会えて読者さんに感謝感謝。私のようにスローな生活に興味のある方におすすめの一冊です。

働かないの―れんげ荘物語 (ハルキ文庫)

新品価格
¥540から
(2017/12/18 14:05時点)