こんにちは、そみです。
最近、韓国語と韓国文化が同時に学べる本はないかなーと探していたところ、いい感じの本を発見しました。
それがこちらの「日本人が知りたい韓国人の当たり前 韓国語リーディング」
こちらは、韓国の日常生活、地理歴史、現代社会、文化芸術、その他などなど、5つの分野からリアルな韓国文化を学べるリーディング本です。
日本人から見て思わず気になってしまう韓国文化ってありますよね。割り勘文化や食事マナー、デモ文化、就職事情などなど、ずっとモヤモヤしていた韓国事情が学べる1冊となっており、同時に韓国語のリーディングの練習にもなります。
ということで今回は、この本を実際に使用してみてよかった点、惜しかった点などを書いていきたいと思います。
韓国文化が幅広く学べる
韓国文化について詳しく書かれた本って日本にあまり多くなくて、あったとしても10年以上前の古い本がほとんどなんですよね。
でもこちらの本は2017年に発行されたものなので情報が新しく、文化学習にはかなり参考になる内容となっていました。
「나홀로족(自分一人族)」などといった最近の社会トレンドについても触れられていたので面白かったです。
現代社会や韓国人の日常生活以外に、地理・歴史などのテーマも取り上げられていたので、韓国という国に興味のある方ならだれでも楽しく読める内容だと思います。
日本人視点の疑問が解消できる
また「韓国人の情ってどんなもの?」「なんで両親に敬語を使うの?」「なんで老舗が少ないの?」などなど、日本人から見て疑問に思うような点を取り上げているのもよかったです。
私も韓国という国に関わりはじめて結構経ちますが、いまだに「なんで?」と思うようなことが多々あります。
日本と韓国って近い国であるようで遠い国ですよね。外見も文化も似ている部分が多いからこそ、違う部分があるとかなりショックだったりするんです。
だからこそ、こういった本を通して相手の文化についてある程度勉強しておき、尊重しようとする姿勢が大切になってきます。
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中上級のリーディング練習ができる
文化学習をしつつリーディング練習もできるのが、この本の最大の魅力だと思います。
この本に載っている文法や語彙を見たところ、レベルは中上級くらいの印象でした。
中級の方にとっては少し背伸びしたレベル、上級の方にとってはサラサラと楽しく読み進められるレベルだと思います。
あまり興味のないことを読むのは退屈ですが、どれも日本人が気になるテーマとなっているので「知りたい、読みたい」という気持ちがいい感じに刺激されました。
そして、韓国社会を理解するためのキーワードなども本文にたくさん載っているので、韓国でよく耳にする重要語彙も自然と学べると思います。
練習問題がない
惜しいなーと思ったのが、練習問題などが全くないという点。
内容に関する確認問題や語彙の練習が少しだけでもあればよかったのになーと思いました。
でも、速読や要約の練習をしたり語彙を覚えたりと、いくらでも自分で工夫ができる構成になっているので、参考書をガンガン活用できる方にとってはデメリットじゃないかもしれませんね。
★★
ということで、今回は『日本人が知りたい韓国人の当たり前』のレビューでした。
韓国語の多読・速読の練習がしたい方、韓国文化に関する文を読みたい方におすすめしたい1冊です。
ちなみに韓国語文の横には和訳も載っているので、リーディングにまだ自信のない方でも安心して読めると思いますよー。ではっ。
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