どうも、そみです。今回はおすすめ韓国語教材の紹介をちょこっと。
今回紹介するのは『韓国語リーディング タングニの韓国人生劇場』という1冊です。
こちらは、韓国文化に関するエッセイを読みながら、文化学習と語学学習が1度にできる読本で、最近韓国語を勉強している友人のすすめで使ってみた教材です。
韓国語中上級者のリーディング学習にぴったりな1冊だったので、今回はこの本の特徴や使ってみた感想などを書いていきたいと思います。
リアルな韓国文化を学べる
こちらには、韓国文化に関するエッセイ25項目がのっているのですが、テーマは韓国の食や生活など、韓国に興味のある方なら誰でも楽しく読めるようなものばかり。
日本人が抱きやすい韓国人への疑問、気になる韓国文化などが、分かりやすく簡潔に解説されており、韓国語を読みながら文化学習もしたい!という方にぴったりの1冊です。
わたしはよく韓国ドラマを見るのですが、ドラマを見ていると「なんでああいう習慣なんだろう?」「なんでああいう振る舞い方をするんだろう?」と、強い興味を掻き立てられます。
おそらく韓国という国に興味を持っている方なら誰もが、日本より厳格な年功序列やパルリパルリ(早く早く)文化などを目にして、思わず「どうして?」「もっと詳しく知りたい!」と思った経験があるはずです。
外国人から見て気になるのって、一目でわかる文化よりも、もっと深層にあるリアルな部分だったりしますよね。
この本ではそういったリアルな部分を多く扱っているので、読んでいて非常に面白かったです。痒い所に手が届くとは まさにこのこと!
中上級の語彙・文法・ことわざが学べる
こちらの本は一見ただのエッセイに見えるんですが、実はリーディング本としてかなり優秀な1冊でして。
本文の韓国語に加え、日本語訳された文も載っているので、韓国語と日本語の表現を比べながら学習することも可能ですし、本文の注釈には難しい単語、表現の意味が日本語で書いてあるので、負担なくサクサク読み進めることができます。
また、1項目の文章量も適度で、丁寧に段落分けされているので、多読や速読の練習なんかにも非常に便利だなーと思いました。
ちなみに本の紹介には中級読本と書かれていましたが、個人的に語彙や文法のレベルは中上級レベルかなという印象。
TOPIK6級に合格した私でも、「この単語はじめてみるなー」と思う単語がちらほらあったので、中級者だけでなく上級者の方でも使える1冊だと思います。
ことわざや擬態語などが覚えやすい
TOPIKやハングル検定が中上級レベルになってくると、ある程度ことわざや四文字熟語、擬音語・擬態語なども覚えなければいけませんよね。
でもこれらって、普段の会話で必ず使わなければいけない言葉ではないので、つい後回しにしてしまったり、なかなか覚えられなかったりします(私だけかもしれませんが)。
ことわざや擬態語を覚えるときは、文化背景と結び付けたり、場面で覚えたりするのがコツになんですが、そういったときにもこの本が活躍します。
ただ単に単語を頭に詰め込むよりも、エッセイのストーリーや文化背景とセットで覚える方が長く記憶に残りますし、実際韓国の方と話すときも、ちゃんと背景が分かった上でことわざや四文字熟語を使えるようになります。
★★★
ということで今回は『韓国語リーディング タングニの韓国人生劇場』の紹介でした!
素晴らしいなと思ったのが、出版社のホームページから音声ファイルが無料でダウンロードできるという点。別売りじゃないところが何とも太っ腹です。
音声ファイルのおかげで、リーディングだけでなくリスニングやシャドウイングもでき、工夫次第でいくらでも活用できる教材だと思います。
また、試験に出てきそうなことわざや四文字熟語、擬態語・擬態語もたくさん載っているので試験対策にもおすすめ。
味気の無い練習教材に飽きた方は、息抜きに取り入れてみてくださいね。
- 楽しくリーディング勉強をしたい方
- 中級・上級レベルのリーディングテキストを探している方
- 韓国語だけでなく韓国文化も学びたい方
是非韓国語学習に取り入れてみてください。
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