Koguma

自由に生きたい韓国マニアのゆったり生活

韓国の大ベストセラー『立ち止まれば、見えてくるもの(멈추면 비로소 보이는 것들)』の日本語版を読んでみた。

 

 

こんにちは、そみです。今回は韓国エッセイ本の紹介。

 

以前、”心が疲れたときに読みたい、癒し韓国エッセイ本5冊を紹介! - Koguma”という記事でも紹介した、『立ち止まれば、見えてくるもの(멈추면 비로소 보이는 것들)』という韓国のエッセイ本。

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こちらは韓国の若者に大人気の僧侶、恵敏(へミン)僧侶が、競争社会の中で、常に不安や焦りを感じている人々に向けて、”生きる知恵”を教えてくれている1冊です。

私は5年ほど前に友人のすすめで韓国語版を購入し、そのときからずっと大切に本棚に置いてあります。

心が乱れたときや、疲れたなと思う時に読み返すと、不思議と穏やかな気持ちになれるので、私にとってはお守りのような本です。

 

立ち止まれば、見えてくるもの

 

そんな『立ち止まれば、見えてくるもの(멈추면 비로소 보이는 것들)』は韓国ではもちろんのこと、世界各国で話題になったそうで、調べてみたところ2012年に日本語版も発売されていました。

この本の大ファンであるのにも関わらず、日本語版があるということを最近になって知りました(笑)
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ということで今回は、『立ち止まれば、見えてくるもの』の中で特に心に残った文章をピックアップし、そこから考えたことを書いていきたいと思います。

 

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 心のレンズ

・私は自分をとりまく世の中がとても忙しく回っていると感じるとき一度、立ち止まって聞いてみる。「今、自分の心が忙しいのか、それとも、世の中が忙しいのか?」

・世の中で起こっていること自体には、本来、しあわせなこと、不幸なこと、美しいこと、汚いことなどないのです。そう区別するのは、世の中ではなく、心のレンズです。秋に落ち葉が散るのを見て、「ああ、さみしい」と感じることもあるでしょうし、「ああ、美しい」と感じることもあるでしょう。

・「世の中」は自分の「心」がつくっているのです。

引用元:『立ち止まれば、見えてくるもの』恵敏著

 

 

わたしも世の中で起きていることに対して、”正しい・正しくない”、”幸せ・幸せでない”と判断してしまうことがあるのですが、ふと冷静になったとき、自分が偏った考えで世の中を見ていることに気づくんですよね。

「ああ…結局は自分が見たいようにしか物事を見ていないんだな」と。

 

もちろんそれが自分だけの中で完結するものであればいいですが、その曇ったレンズのまま他人の人生にまで干渉するのはいけないなーと。

世の中には絶対的な正解や絶対的な価値観なんて存在していないのに、わたしたちはついつい「あなたは非常識だ」「あなたの言っていることは正しくない」「わたしが一番正しい」などと決めつけて、心のレンズだけで物事や人を判断してしまうんですよね。

 

「世の中」は自分の「心」がつくっているんだ

世の中を見つめている自分のレンズを磨けば、世の中はいくらでもいい方向に変えていけるんだ!

時にレンズが乱れることがあっても、最終的にはこういった考えを元に生きていきたいものです。

 

点数化できない才能を大切に

・私たちは幼いときから決められた枠で人と競争する方法だけを学び、人生の楽しみ方や人を心から尊重する方法は学んでこなかったようです。

・スペックのために仕方なくスペックを積むのではなくひとつひとつ学ぶそのプロセスが楽しくて、学びたいことを学んでいるうちにスペックがひとつふたつ増えているようにしましょう。プロセスでの楽しさが抜け落ちて、結果ばかりを得ようとすればそれはまさしく苦痛です。プロセスを楽しみましょう。

・点数化できない才能を大切に

引用元:『立ち止まれば、見えてくるもの』恵敏著

 

就活をろくにしないまま大学を卒業し、さてこれからどうしようと思っていたときに、この文章を読み、心にじわりと沁みたことを今でも覚えています。

 

就活競争のためには、思ってもいない言葉を吐き出し、自分ではない嘘の笑顔で自分を売る必要がある。そして、楽しくもない仕事のために、スペックを積み、必死で周りとの差別化を図る。

大学3回生だった当時のわたしは、就活という壁の前に立ち、幾度も「はあ、一体何のための人生なんだ…スペックを積むために、競争するために、生まれてきたんじゃないのにな…」と思っていました。

 

今でも多くの若者が、点数や所属先によって自分の価値を高めようと躍起になっていますが、それではいつまでたっても心の底から自分に自信を持つことはできないと思います。

昔のわたしが実際にそうだったので、周りとの競争を基準に自分の価値を見出す行為がいかに危険なのかよく知っています。

 

自分が本当に好きなことは何なのか、心の底から学びたいことは何なのか、結果や利益が得られなくても、点数にならなくても、夢中で取り組めることは何なのか。

時に周りに流されることがあっても、点数化できない自分の魅力・才能だけはいつでも大切にしたいなと、この本を読んで強く思いました。

 

自分を大切にする「5つ」のこと

まず最初に、ほかの人が自分の価値に順位や点数をつけてそれを押しつけてきても、自分自身がそれを受け入れなければ、そこには何の意味もないということ。

ふたつめ、自分のしあわせを他人と比べて測ろうとすると、けっしてしあわせにはなれません。

みっつめ、人生の方向舵を自分でとっていこうとする勇気が必要です。

よっつめ、人の考えをまねることだけに時間を使わずに、それを自分はどう考えるのか、問い返す練習をしましょう。

最後に、真のしあわせを求めるなら、人に教えられたり、指示されたりして、仕方なくやることではなく、みずから意味のある好きなことをさがしてやりましょう。

引用元:『立ち止まれば、見えてくるもの』恵敏著

 

この「5つの教え」は、恵敏僧侶がいま、辛い思いをしている若者たちや大人たちに一番伝えたいことだそうです。

どれも本当に大変なことですが、同時に、どれも幸せな人生の最低条件であるような気がします。

わたしもまだまだ修行中ですが、最低でも20代のうちには「自分のことを大切にしている」と自信をもって言えるようになりたいなーと思っています。

 

 ★★★

ということで今回は、『立ち止まれば、見えてくるもの』の紹介でした!

    ・社会の荒波の中で傷ついた若者
    ・これから新しい道に進もうとする人
    ・心が疲れ切ってしまった人

是非、読んでみて下さいね。 優しくも芯のある言葉が心を柔らかくしてくれますよ。

もちろん若者だけでなく全ての世代の方におすすめしたいです。心にじわりと残る言葉が必ずあると思います。

 

ちなみに韓国版と読み比べたところ、内容はほぼ同じでした。

当たり前ですが、やはり母語で読むとよりダイレクトに心にきますね(笑)

立ち止まれば、見えてくるもの

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(6年前に出版された本なので、残念ながら現在は中古品のみの販売となっています。)

 

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