どうも、そみ(@somi_koguma) です。
インスタやツイッターを見てくださっている方はご存じかと思いますが、最近イタリア・スペイン旅行に行ってきました!
イタリア・スペインといえば、美しい街並みや美味しい料理で、毎年世界中から多くの観光客が集まる大人気の観光地です。
が、悲しいことにスリや置き引きといった軽犯罪が非常に多い国としても有名でして…。
特に今回私が行ったローマとバルセロナは、スリが多い町ランキングのワースト1、2に選ばれていることもあって、旅行準備をする中でかなり念入りにスリ対策をしました。
あらゆる手口を頭に入れ、旅行先でも常に警戒していたおかげで、何も盗まれることなく無事に旅行を終えることができたのですが…。
旅行中何度かヒヤッとする場面に遭遇し、スリ対策の必要性を身をもって実感しました。
ということで今回は、私が行ったスリ対策(行動や心構えなど)や、実際イタリア・スペインで感じたことなどを皆さんと共有したいと思います。
- 実際のところ、イタリアやスペインのスリ被害は多いのか?
- 目の前で引ったくり被害を目撃した話
- 効果的な対策(行動編)
- 対策①ポケットには何も入れない
- 対策②鞄は常に前にする
- 対策③テーブルに携帯や財布を置かない
- 対策④地図やガイドブックを見るときは壁を背にする
- 対策⑤知らない人に話しかけられても相手にしない
- 日本の感覚を捨て、常に適度な緊張感を
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実際のところ、イタリアやスペインのスリ被害は多いのか?
結論から言いますと、かなり多いです。
冒頭にも書いたように、イタリア(ローマ)とスペイン(バルセロナ)はヨーロッパ諸国の中でも特にスリ・置き引きが多い町として有名。
スリ犯への刑の軽さや監視カメラの少なさが、さらに軽犯罪を助長しているそうです。
そして、ターゲットとなるのは主に観光客。
中でも日本人は特に狙われやすいと言われており、平和ボケしていることや、多額の現金や高級な電子機器を持ち歩く傾向があること、日本のパスポートは高く転売できることなどが、その理由だと言われています。
在スペイン日本大使館に毎年の邦人被害例が載っていますが、これは氷山の一角。
小さいスリ被害や未遂なども含めたら、これだけじゃすまないだろうなと思います。
→https://www.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000125.html
目の前で引ったくり被害を目撃した話
「うわ、本当にスリや引ったくりがあるんだ…」と驚いたのが、ローマを旅行中のとき。
かの有名なパンテオンの周辺でレストランを探していたときのこと。
いきなり「STOP!!STOP!!STOP!!」という怒声が聞こえたかと思うと、向こうからリュックを手に握ったスリ犯がものすごいスピードで走ってきました。
そしてその後ろを追うリュックの持ち主。
一瞬の出来事でしたが、引ったくりを目の前で見るのが初めてだった私は思わず「え、何?映画の撮影?!」と思ってしまったぐらい。
おそらくリュックには貴重品が入っていたのでしょう。今でも必死に追いかける被害男性の顔が忘れられません。
その後食べたマルゲリータは、喉を通らず…。Welcome to スリ大国。洗礼を浴びた気分でした。
その後も、何をすることもなく遠くからこちらをじーっと観察してくる人、わざとらしくぶつかってくる人に遭遇し、この国では気が抜けないなあと思うことが数回ありました。
効果的な対策(行動編)
と、ここまで不安になるような話ばかりを書いてしまいましたが、最低限の対策さえすれば被害には遭いません。
スリ犯は、対策も何もしていない油断しまくりの人を狙う方が効率が良いので、こちらが警戒している素振りを見せるだけでサッサと諦めてくれるからです。
前置きが長くなってしまいましたが、ここからは効果的なスリ対策(行動編)を紹介していきたいと思います。
対策①ポケットには何も入れない
1つ目は、服のポケットや鞄の外ポケットには絶対に貴重品を入れない!ということ。
日本人はよくズボンのポケットに財布とかスマホを入れて歩いていますが、これはもう論外(笑)
盗んでくださいと言っているようなものですね。
一瞬で盗まれるので、これだけは絶対にやめたほうがいいです。
対策②鞄は常に前にする
2つ目の対策は、鞄を常に前にするということ。
私も旅行中はリュックを常に前にし、ぽんぽこたぬきスタイルで観光していました。
若干ダサいのは覚悟しなければいけませんが、これはかなり効果的でした。
スリ犯はこちらが他に気を取られているときや、身の回り品から目を離した隙を狙ってくるので、鞄を後ろにするのは結構リスキー。
一方で、前にすると手荷物が常に視界に入るので、異変にも気づきやすいですし、スリ犯も狙いにくいんですよね。
また、レストランやカフェで席に座るときも荷物は前!メトロの切符を買うときやホテルのチェックインをするときも前!
歩いているとき以外も、常に荷物を前にする癖をつけるのがポイントです。
これだけでも被害をかなり避けられると思うので、試してみてください。
対策③テーブルに携帯や財布を置かない
3つ目は、テーブルに携帯や財布を置かないということ。
これもついつい日本人がやりがちなんですが、スリが多い国では一瞬で盗まれてしまいます。
道を聞くふりをしてテーブルの上に地図を広げ、そのうちにテーブルに置いてある貴重品を盗むといった手口もあるそうなので、携帯や財布は使うときだけ出し、使い終わったらすぐに鞄の奥にしまうようにしましょう。
そしてそのときも、急いでいるからといってポケットに入れないこと。スリ犯はどこに貴重品を入れたかを見ているそうなので、出しにくい場所にしまうようにするのがポイントです。
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対策④地図やガイドブックを見るときは壁を背にする
4つ目は、調べものをするときは壁を背にするということ。
どこかのサイトに、「観光客であることをアピールするようなものなので、地図やガイドブックをできるだけ見ないようにしましょう!」と書いてあったのですが、正直それは土地勘のない人にとって難しいなーと思いまして。
というかアジア系の顔+リュックっていうだけで、観光客なのバレバレですからね(笑)
そこで考えたのが、地図を見るときは一度立ち止まり、壁を背にするということ。
こうすることによって、後ろから狙われるリスクが減ります。
これはメトロを待っているときも、外でジェラートを食べているときも応用できる方法かなと。ちょっとしたことですが効果的です。
対策⑤知らない人に話しかけられても相手にしない
5つ目は、”知らない人に話しかけられても相手にしない”です。
日本人は優しいのでついつい相手をしたり、笑顔を振りまいたりしてしまうのですが、この地では避けるのがベターです。
日本人は断るのが苦手というのは、スリ犯の間でも有名な話なのです…。
こちらが明らかに観光客なのに道を聞いてくる人、日本語で話しかけてくる人は100%怪しいと思ってもいいかなと。
私もこの旅で、何回真顔で無視したかわかりません(笑)
少し勇気がいりますが、身を守るためです。心を鬼にしましょう!
日本の感覚を捨て、常に適度な緊張感を
ということで今回は、 イタリア・スペイン旅行でスリ被害に遭わないための対策法(行動編)について書いてみました!
旅行前に「イタリアやスペインはスリが多い!」といろんな友人から聞かされていたこともあり、行く前はどんな怖い国なんだろうとビビっていましたが、実際に行ってみたら本当に安全な国でした。
ただ日本と違うのは、油断をしたら一瞬で狙われるということ。
旅行中、スリのことばかり気にしているのは勿体ないですが、貴重品を盗まれたらせっかくの旅行が台無しになってしまいます。
過度な警戒は不必要ですが、常に適度な緊張感を保っておくことが大切だなと思います。
また、今回紹介した内容はイタリアやスペイン以外の国での旅行にも応用できると思うので、海外旅行に行かれる方は是非参考にしてみてくださいね。
次回はスリ対策(持ち物編)も書く予定なので、気になる方はのぞいてもらえると嬉しいです。
ではっ!
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