こんにちは!そみです。
今回は、韓国でシェアハウスに住んでみて感じたメリット・デメリットを、私の体験談と共に書いていきたいと思います。
これから韓国に留学される方やワーホリをされる方の家選びのヒントになれば思います。
韓国にもシェアの時代が到来!
ここ数年世界的に、所有する時代からシェアする時代へと変化してきており、韓国においてもそういった流れに拍車がかかっています。
不況の影響もあってか、シェアハウスやカーシェアリング、シェアオフィスなどのサービスがどんどん増えており、最近では外国人でもそれらのサービスを気軽に利用できるようになってきました。
私も日頃からそういったシェアサービスには高い関心を持っており、韓国に滞在する際も積極的に利用しています。
ちなみに私がはじめて韓国でシェアサービスを利用したのは4年前。
ソウル市内で半年間シェアハウス生活を送ったのが初めでした。
シェアハウスは当時、そこまでメジャーではありませんでしたが、たまたま友人の紹介でソウル市内にあるシェアハウスの存在を知り、試しに住んでみることに。
初めは1カ月程度の予定でしたが、結局半年間にわたり、ソウル市内のアパートで韓国人3人と他国の人と暮らすことになりました。
毎日が刺激的で非常に貴重な経験になり、一生ものの経験になった一方で、大変な面や不便な面もあり、正直シェアハウスには向き不向きがあるなあという印象を持ちました。
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シェアハウスのメリット
ではまずメリットから書いていきます。
シェアハウスのメリットとして大きいなと思ったのが3つ。
1つ目は韓国語の上達が早くなること、2つ目は異文化への免疫がつくこと、3つ目は家賃が少し安くなることです。
韓国語の上達につながる
外国語を上達させるためにはネイティブ話者と一緒にいる時間を長くするのが効果的で、学校で勉強するのはあくまで基礎的なもので、応用は実際にネイティブと話す中で身についていきます。
そういった意味でシェアハウスは外国語を学ぶ上で最高の環境なんです。
一緒に生活し何気ない会話を繰り返す中で、自然とネイティブらしい言い回しが身につき、同時に文化理解も深まる。
韓国語や韓国文化を学ぶことを目的としている方にとって、シェアハウスはメリットだらけだと思います。
私も実際、韓国人と寝食を共にし、半年間毎日韓国語を話していたのですが、今から思うとあの期間の韓国語の伸びはすごかったですね。
学校に通うだけの毎日だったらあんなに伸びなかったと思います。
異文化への免疫がつく
シェアハウスをしていると、自分の常識では考えられないような生活スタイルの人や、習慣を持った人に出会います。
外で楽しくお茶するだけなら分からなかったことでも、一緒に生活するとなると、その人の全てが見えるので、いい意味でも悪い意味でもカルチャーショックを受けます。
初めの頃は「うわー…(絶句)」みたいになることも多々ありますが、だんだんと「人はみんな違って当たり前」という風にいい意味で妥協できるようになってきます。
例えば私の場合、ルームメイトが早朝からすごいポーズのヨガをし始めたり、見た目はとても愛らしい女の子なのにシャワータイムにおっさんのような声で痰を出したり(韓国あるある)、「お…おう…」となることがありました(笑)
夜中までリビングルームで恋人との言い争いをされ、うるさいと文句を言ったらとばっちりを受けた、なんてこともありました。
「ああ…文化が違うなあ(涙)辛いなあ…」と何度もシェアハウスを出ようかと思いましたが、それでも彼らには悪気がなく、幸い良い人ばかりだったので、「ま、仕方ないかっ」と思えるように。
逆に彼らも私の欠点に目をつむってくれていたと思いますし、その上で歩み寄ってくれていました。
異なる文化、異なる考え方に対して、理解はできなくても「尊重」できるようになる。
生きていく上で大切な術をシェアハウスを通して得られました。
家賃を節約できる
シェアハウスの大きなメリットとしてよく取り上げられるのが”家賃を節約できる”ということ。
正直、家の広さや立地、部屋のタイプなどによっては普通にワンルームを借りるのと変わらない値段になってしまうこともありますが、一般的に2人部屋や3人部屋などを選ぶと家賃が安くなります。
また、みんなでモノを共有するので無駄がありませんし、長期的に見ると家賃や生活費、その他諸々をかなり節約できると思います。
私の場合も、ソウル市内・駅から徒歩3分・高層マンションと、普通だったら家賃が軽く10万超えしそうな場所に住んでいましたが、2人部屋だったので家賃5万ほどに抑えられていました。
ちゃんとしたアパートに住みたいけど家賃や家具を揃えるのが負担…という方には是非シェアハウスをおすすめしたいです。
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シェアハウスのデメリット
ここまでメリットを書いてきましたが、続いてはデメリットを書いていきたいと思います。
1つ目はハウスメイトとのトラブルが起こること、2つ目はひとりになりづらいことです。
ハウスメイトとのトラブル
全く違う環境で育ってきた人同士が1つの家に一緒に住むと、少なからずトラブルが生じます。
例えばパーティー大好きさんと、静かな空間大好きさんが一緒に暮らせば騒音問題で衝突が起こりますし、掃除嫌いさんと潔癖症さんが暮らせばゴミの問題でケンカになります。
もちろんそこはハウスメイト全員で話し合い、折り合いをつけていくのが理想なのですが、中にはとても自己中心的な人がいたり、基本的なマナーが守れないような人がいることも。
私も数回、そういった入居者にストレスを感じた経験があります。
なので、シェアハウスではそういった小さなトラブルやストレスが必ずあるということを頭に入れておく必要があります。
その上で、入居前には家のルールや入居者のタイプなどを管理人さんなどにしっかり確認しておくことが大切ですし、万が一そういったトラブルが起こった場合に備え、管理人さんにこまめにコンタクトを取るなどの対策をしておくことをおすすめします。
また面倒くさくても「自分がどうしても耐えられないこと」をハウスメイト同士で共有しておくことも大切だと思います。
ひとりになれない
ひとりでいるのが嫌いな人にとってはデメリットではないと思いますが、四六時中誰かと一緒にいるのは思っているよりストレスがたまるものです。
心身が健康なときならまだしも、落ち込むようなことがあったときや体調が優れないときなどは、一人で部屋に籠りたくなりますよね。
外国なら尚更、心身ともに疲労することが多いかと思います。
しかし、シェアハウスでは完全に一人になることがあまりできないので、わざとひとりでカフェに行ったりして、たまに息抜きすることも大切かと思います。
★★★
ということで今回は”韓国でシェアハウスに住んでみて感じたメリット・デメリット”を私の体験談を元に紹介してみました。
もちろん私が「これはメリットだ!」「これはデメリットだ!」と思ったことも、人によっては違うかもしれないので、あくまでもご参考程度にしてくださいね。
いろいろ大変なこともありましたが、個人的に「あの時シェアハウスをしてよかったなー」と今では思えます。
というのも、シェアハウスで仲良くなった人は何回も衝突し、お互いの短所をよく知っている仲であるため、本当の意味での友人になれるんです。
4年経った今でもずっと連絡を取り続けているのは、シェアハウスで出会った韓国の友人です。
真夜中にチキンパーティーをしたこと、マクチャンドラマを一緒に見て爆笑したこと、全部最高の思い出で、会うたびにその時の話をしては笑っています。
皆さんも韓国で住居選びをされるとき、短期間でもいいので一度シェアハウスに住まれることをおすすめします。
結果的に「私には合わなかったなー」ってなったとしても、一人暮らしや実家暮らしでは体験できなかったこと、知れなかったことをたくさん学べるはずです。
本日も最後まで読んで下さりありがとうございます。ではっ!
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