7〜8月は、ひとつ治ってはまたひとつ生じる体の不調にエネルギーを吸い取られていた。
年明けから背中の強張り、腱鞘炎、電車内での軽いパニック症状と続き、6月からは片足の謎のむくみに悩まされている。
検査したところ、初診では蜂窩織炎(難しくて一発で覚えられない)、その後の検査結果をもとに最終的にむくみは小さな血栓によるもので、赤みと熱感はそれによる合併症という診断を下された。
治療期間は最短3ヶ月、長引くと1年と言われ鬱々としているけれど、担当医が真摯に話を聞いてくれることが不幸中の幸い。
前回の診察で「こんなにむくんで可哀想に...次の診察日までにくるぶしが見えたら御の字ですね。頑張りましょう...!」と言われ、医者に励まされるのは初めてのことで動揺したけど、藁にもすがる思いで受診した先で誠実な専門医に出会えたことはラッキーだなと思う。
と、こんな状況ではあるけれど、この夏は不思議と気分の浮き沈みが幾分かマシだった気がする。
合間合間に楽しい予定をちりばめたおかげ。
6月にあったスンヨンさんのコンサート
足の関係でやむを得ず2階席にしたけど、双眼鏡のおかげでばっちり見えたのでよし。
心なしか2階席は静かに楽しみたい勢が多くて、いぇ〜い!きゃ〜!なノリが苦手な自分でも落ち着いて楽しめた。
前の席の方と双眼鏡をすちゃっと構えるタイミングが同じすぎて何度も笑いそうになった。
ダンピンが美味しかった台湾朝ごはんのお店。台湾行きたい〜〜!
ライブ前、うきうきしてる私
4年ぶりに韓国の友人にも再会。
ビデオ通話は何度かしていたけれど、対面で得られる情報量の多さは段違いだなと改めて思う。この4年間、友人の細かい表情や香りがとても恋しかった。
性格真逆の友人だけど、10年以上もいい関係を維持できているのはなんとなく馬が合うからなんだろうな。
私が(韓国語で)饒舌になれる唯一の相手でもある。
この夏のハイライトはハイキング、旅行、温泉!
すっかりひとり旅(もしくは姉との二人旅)に慣れてしまい、姉以外の誰かと一緒に行く旅行は随分ご無沙汰になってしまった。
最後に友達と行ったのは確か5年前の釜山旅行だったかな。
てなことで内心ちょびっと緊張してたはいたけど、楽しい時間を共にするうちに、温泉と自然の美しさに癒されてるうちに、いつの間にかそんなこわばりはふにゃふにゃに緩んでしまっていた。
些細なことで笑ったり、喜びを共有したりできる瞬間がただただ幸せだった。
次もまた一緒に!と旅の終盤で思える人はとてもとても貴重なのです。
三重県へ海を見に行ったりもした。
前々から噂で良いと聞いていた鬼ヶ城。
岩壁沿いの遊歩道は足がすくむほど狭かったけれど、大地震や波の侵食によって隆起した大岩壁の雄大さ、海水の透き通る美しさに心を奪われた。
私はやっぱり自然豊かな場所への旅が好きだなと再確認。
この夏も2〜3週間に1回ペースでラッキーに会う。
毎回いろんな表情、行動をしてくれて、引き出しの多さに驚く。
尊いね。犬は正義ですよほんと。
ラッキーに会えない時は、ゆきちゃんとキナコを見て、もふもふチャージをする。
責任は生じるけれど、犬との暮らしに憧れる。
ここからは食の記録。
友人のご厚意で美味しいオーガニックスイーツに舌鼓。
オーガニック、無添加っていうのが嬉しいのはもちろんのこと、甘さ加減もどんぴしゃで口に運ぶたびに感嘆のため息が出た。
こういう素材にこだわりを持ったお店を応援したいね。
定期的にお取り寄せします。
リニューアルオープンを心待ちにしてたバインミー。味もグレードアップしてて素材へのこだわりも以前と変わらず。やっぱ好き。これからも長く長く通って食べて応援します。
突然すいかにハマる。フルーツポンチにしたり、スムージーにしたり。夏の楽しみがひとつでも増えてよかった。
庭で収穫したビーツでフムス。美味。
昨年から始まった夏恒例の水キムチ作り。
もう完全マスターした。
台湾人の友人が毎年送ってくれるマンゴー便。ほんっっとうに絶品。
姉が毎年してる梅干し作り
一部は梅酒に
ベランダで栽培したバジルで作ったジェノベーゼパスタ。来年はバジル5株くらい植えようかな。
仕事の忙しさは毎年7月8月にピークを迎える。今年もドタドターと仕事が重なり、労働無理!の波が1日に何度も押し寄せる。
自分でコントロールできる仕事とできない仕事の割合が徐々に3:7くらいになりつつあって、フリーランスも類稀な才能でもない限り結局は雇用されるような働き方に落ち着くのかもと思ったり。
そして追い打ちをかけてくるインボイス制度の開始や諸々の増税。
あまりにも腹が立つから、心を守るためにあえてニュースを見ない時期もあった。
この国で生きていける気がしない、この社会、まじで向いてない。
思春期からぼんやりと感じてたことだけど、30代を目前によりリアルな危機感を感じている。
みんなは何を思って生きてるのかな。誰かを掴まえて聞きたくなる。
幸せに生きたい、でも消えてしまいたくもある。
相反する思いを抱えていつも揺らぎまくってるけど、幸せに生きたいの割合をちょびっとでも増やせるようにしたいと思えてるうちはまだ大丈夫なのかも。
2023 夏