2023 6-9月 日常記録

 

 

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7〜8月は、ひとつ治ってはまたひとつ生じる体の不調にエネルギーを吸い取られていた。

年明けから背中の強張り、腱鞘炎、電車内での軽いパニック症状と続き、6月からは片足の謎のむくみに悩まされている。

検査したところ、初診では蜂窩織炎(難しくて一発で覚えられない)、その後の検査結果をもとに最終的にむくみは小さな血栓によるもので、赤みと熱感はそれによる合併症という診断を下された。

治療期間は最短3ヶ月、長引くと1年と言われ鬱々としているけれど、担当医が真摯に話を聞いてくれることが不幸中の幸い。

前回の診察で「こんなにむくんで可哀想に...次の診察日までにくるぶしが見えたら御の字ですね。頑張りましょう...!」と言われ、医者に励まされるのは初めてのことで動揺したけど、藁にもすがる思いで受診した先で誠実な専門医に出会えたことはラッキーだなと思う。

 

 

と、こんな状況ではあるけれど、この夏は不思議と気分の浮き沈みが幾分かマシだった気がする。

 

合間合間に楽しい予定をちりばめたおかげ。

6月にあったスンヨンさんのコンサート 

足の関係でやむを得ず2階席にしたけど、双眼鏡のおかげでばっちり見えたのでよし。

心なしか2階席は静かに楽しみたい勢が多くて、いぇ〜い!きゃ〜!なノリが苦手な自分でも落ち着いて楽しめた。

前の席の方と双眼鏡をすちゃっと構えるタイミングが同じすぎて何度も笑いそうになった。

 

ダンピンが美味しかった台湾朝ごはんのお店。台湾行きたい〜〜!

 

ライブ前、うきうきしてる私

 

4年ぶりに韓国の友人にも再会。

ビデオ通話は何度かしていたけれど、対面で得られる情報量の多さは段違いだなと改めて思う。この4年間、友人の細かい表情や香りがとても恋しかった。

性格真逆の友人だけど、10年以上もいい関係を維持できているのはなんとなく馬が合うからなんだろうな。

私が(韓国語で)饒舌になれる唯一の相手でもある。

 

この夏のハイライトはハイキング、旅行、温泉!

 

すっかりひとり旅(もしくは姉との二人旅)に慣れてしまい、姉以外の誰かと一緒に行く旅行は随分ご無沙汰になってしまった。

最後に友達と行ったのは確か5年前の釜山旅行だったかな。

 

てなことで内心ちょびっと緊張してたはいたけど、楽しい時間を共にするうちに、温泉と自然の美しさに癒されてるうちに、いつの間にかそんなこわばりはふにゃふにゃに緩んでしまっていた。

些細なことで笑ったり、喜びを共有したりできる瞬間がただただ幸せだった。

次もまた一緒に!と旅の終盤で思える人はとてもとても貴重なのです。

 

三重県へ海を見に行ったりもした。

前々から噂で良いと聞いていた鬼ヶ城。

 

岩壁沿いの遊歩道は足がすくむほど狭かったけれど、大地震や波の侵食によって隆起した大岩壁の雄大さ、海水の透き通る美しさに心を奪われた。

私はやっぱり自然豊かな場所への旅が好きだなと再確認。

 

この夏も2〜3週間に1回ペースでラッキーに会う。

毎回いろんな表情、行動をしてくれて、引き出しの多さに驚く。

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尊いね。犬は正義ですよほんと。

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ラッキーに会えない時は、ゆきちゃんとキナコを見て、もふもふチャージをする。

youtu.be

 

責任は生じるけれど、犬との暮らしに憧れる。

youtu.be

 

ここからは食の記録。

 

友人のご厚意で美味しいオーガニックスイーツに舌鼓。

オーガニック、無添加っていうのが嬉しいのはもちろんのこと、甘さ加減もどんぴしゃで口に運ぶたびに感嘆のため息が出た。

こういう素材にこだわりを持ったお店を応援したいね。

定期的にお取り寄せします。

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リニューアルオープンを心待ちにしてたバインミー。味もグレードアップしてて素材へのこだわりも以前と変わらず。やっぱ好き。これからも長く長く通って食べて応援します。

 

突然すいかにハマる。フルーツポンチにしたり、スムージーにしたり。夏の楽しみがひとつでも増えてよかった。

 

庭で収穫したビーツでフムス。美味。

 

昨年から始まった夏恒例の水キムチ作り。

もう完全マスターした。

 

台湾人の友人が毎年送ってくれるマンゴー便。ほんっっとうに絶品。

 

姉が毎年してる梅干し作り

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一部は梅酒に

 

ベランダで栽培したバジルで作ったジェノベーゼパスタ。来年はバジル5株くらい植えようかな。

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仕事の忙しさは毎年7月8月にピークを迎える。今年もドタドターと仕事が重なり、労働無理!の波が1日に何度も押し寄せる。

自分でコントロールできる仕事とできない仕事の割合が徐々に3:7くらいになりつつあって、フリーランスも類稀な才能でもない限り結局は雇用されるような働き方に落ち着くのかもと思ったり。

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そして追い打ちをかけてくるインボイス制度の開始や諸々の増税。

あまりにも腹が立つから、心を守るためにあえてニュースを見ない時期もあった。

 

この国で生きていける気がしない、この社会、まじで向いてない。

思春期からぼんやりと感じてたことだけど、30代を目前によりリアルな危機感を感じている。

みんなは何を思って生きてるのかな。誰かを掴まえて聞きたくなる。

 

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幸せに生きたい、でも消えてしまいたくもある。

相反する思いを抱えていつも揺らぎまくってるけど、幸せに生きたいの割合をちょびっとでも増やせるようにしたいと思えてるうちはまだ大丈夫なのかも。

 

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2023 夏

在宅ワーク環境改善 肩こり・腱鞘炎対策のため購入したもの

 

※本ページはプロモーションが含まれています

 

在宅ワークを始めて6年。

今までもある程度体への負担を軽くするための工夫をしていたけど、わざわざ物を買い足したくないという理由で多少の不便さは我慢しているところもあった。

この6年間で肩こり首コリは慢性化し、症状がひどくなってはマッサージでなんとか乗り切る。

そんなことを数年繰り返していたら、先日久しぶりに腱鞘炎になってしまった。

今までも何度かなったことはあるけど、今回は腕までずきずきと痛むようになりペンを握ることさえできない日があった。

さすがにこれはまずいと思い、微妙に使いにくいと思っていたデスク周りを見直すことに。

 

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てことで、最近買ってよかった仕事アイテムをまるっと紹介。

 

エルゴヒューマン エンジョイ

 

10年以上前にホームセンターで買った数千円のデスクチェアをずっと使用してたのだけど、ついに背もたれがギシギシ音を立てるようになったり、長時間のデスクワークで体のあちこちが痛くなってきたりして、そろそろ買い替え時かなと思いリサーチ開始。

椅子は毎日長く使うものだから、どうせならいいものを買いたいなとネットでリサーチしたり家電量販店で試座した結果、エルゴヒューマン エンジョイが自分の求める条件を一番満たしていた。(オフィスチェアってピンキリで、中には30万するものもあり、ひぇーっとなった。)

 

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この椅子の決め手は肩こりと腱鞘炎予防に効果的な4Dアームレスト。

他のオフィスチェアにもあったけど、このブランドのが一番可動域が広くて腕を置いた状態でキーボードやマウスを使える。

これのおかげで腕の重さによる疲労感が軽減されたからそれだけでもこの椅子にした甲斐があるなと。

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エルゴヒューマンエンジョイはヘッドレストの有無を選択できる。

私は映画観たり休憩するときにあるといいかなと思い、ヘッドレストつきのモデルを選んだ。ちょっと疲れた時に頭を預けられるのは思ったより快適で、作業中疲れた時にだらーっともたれかかってリラックスしている。

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各部分の調整は座面下のレバー2つでできる。座面の高さや奥行き、リクライニングの角度と柔らかさなど、調整できる箇所の多さに感激した。
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デメリットとしてはエルゴヒューマンの椅子はどれも座面が高めなこと。

どのブログを読んでも身長が170センチ以上ない人はフットレスト必須と書いてあった。

私は身長高めだから一応足裏はついたけど、それでも膝裏の圧迫が気になったからフットレストを置くことにした。

あと数センチでも座面が低く調整できればフットレスト必要ないのにな...と、足元に何も置きたくない私はこの点が少し不満。

 

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初めの数週間は普段の姿勢が悪すぎるせいか、正しい姿勢に矯正させられて肩や腰がむしろ痛かった。わー、椅子選び失敗したか...と思ってたけど、1ヶ月ほどすぎた頃から筋肉が慣れてきたのか心地よく座れるように。

 

ちなみにこの椅子は現在家具家電のサブスクリプションサービス「CLAS」 でレンタルしている。(対象区域の知人の助けを借りた)

人間工学に基づいて設計されてるオフィスチェアは値も張るし、いくらいい椅子でも万人の体型に合うとも限らない。いきなり購入には踏み切れないという人には嬉しいサービスだと思う。

今後も高い買い物をする前はサブスクでお試ししよう。

 

よほど大きいデメリットを発見しない限り、サブスクが終わったら改めて購入する予定です。

 

Logicool LIFT エルゴノミックマウス

仕事柄マウスをヘビーユーズするから、1年足らずで壊れてしまうこともしばしば。

今回も愛用してたエルゴノミクスマウスが壊れてしまい、前から気になってたlogicoolのマウスにしてみた。

 

今まで買ったエルゴノミクスマウスの中では一番高かったけど、毎年マウスを買い替えてる私にとっては2年保証付きなのが魅力的だった。

マウスは汚れが目立たないことを理由にずっと黒を使ってきたけど、今回は汚れるの覚悟で初のホワイトマウス!こまめに拭いて綺麗な状態をキープしたい。

 

滑り止めの部分だけ薄いグレー色になってて、あまり明るすぎないのが気に入ってる。

 

 

logicool Liftは他のエルゴノミクスマウスに比べ手が小さめの人にも使いやすいサイズ感。

とはいえ、一般的な形のマウスしか使ってこなかった人にとっては、はじめの数日間は違和感があるかもしれない。でもこの快適さを覚えると普通のマウスに戻れなくなる...はず。

 

 

Bluetooth接続は3台まで切り替え可能。仕事でwindowsもmacも使うから、どちらのOSに対応してるのも嬉しかった。

 

電池の蓋が磁石式だったり専用ソフトでボタンをカスタマイズできたりと、2022年製のマウスはいろいろと進化してて、おお!と思った。



クリックも軽くて音もほぼ無音。

web会議を頻繁にするからクリック音で相手側に迷惑にならないのがありがたい。

使い始めて数週間経ったけど現時点で特に不満な点はなく、毎日のパソコン作業が捗ってます。

 

 

パソコンスタンド

 

以前使ってたパソコンスタンドも微妙に低くて使いにくかったから、もう少し高さのあるものに買い替えた。

 

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長時間座ってると寿命が縮むなんてことを聞いて以来、座って作業する時間を減らしている。

作業時間の30%ほどは立って仕事し、座って仕事をするときは椅子の高さをこまめに変えたり、なるべく同じ姿勢を続けないようにしてる。

このパソコンスタンドは高さ、角度など調整できる範囲が広いから、どんな姿勢でもちょうどいい目線にディスプレイを配置できる。立った状態だと目線ちょい下になるけど、下に箱や本で嵩上げしたら問題なし。

 

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あと、以前のパソコンスタンドは安定感があまりよくなかったのだけど、今回のものは頑丈に作られていてぐらつかない。(その分角度調整するときめっちゃ力いるけど)

 

スタンドの下にスペースができるから、そこにキーボードとかメモなどを置いて机を広く使えるのもお気に入りポイント。

 

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おまけのスマホスタンドも何気に便利。どちらも長く愛用できそうです。

 

キーボード用 木製パームレスト

 

私は手首や指が弱いせいか、手首が曲がったままキーボードを使うとすぐに腱鞘炎になってしまう。

今までは痛みを感じたら応急処置としてタオルを挟んで作業していたのだけど、毎回タオルを畳み直すのも洗濯するのも面倒で、結局専用のパームレストを購入した。

 

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このようにキーボードと手首の高さを合わせることで打ちやすさ向上。

腱鞘炎の発症頻度も減少し、長時間のタイピングも苦痛でなくなってきた。

たった数センチのことなのに不思議です。

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パームレストは様々な素材のものが売られてるけど、私はデスクの雰囲気に合わせて木製を選んだ。

天然木は経年の変化も楽しめるし肌触りもいい。年中さらっと使えるから手汗をよくかく私には最適かなと。

 

木製以外にもいろんな素材のパームレストが売られてるので、キーボード使用時に指や手首に痛みが走るかたはぜひお試しあれ。

 

おまけ ストレッチ

 

腱鞘炎、首こり、自律神経失調症などが年々悪化してることに危機感を覚え、運動に加えストレッチも強化することにした。

ストレッチは今までもちょくちょくしてたのだけど、マッサージに比べると効果が感じられず気休め程度かなと思っていた。

でも今回いろいろ調べているうちにずっと間違った方法でストレッチをしていたことに気づき、だから今まで効果が薄かったのかと納得。

 

本格的にはじめてまだ1か月ほどだから劇的な効果はないけれど、肩こり首こりが以前より軽くなったし、ストレッチ後に体がポカポカする感覚がなんとも心地よく、すっかり毎日のルーティンになった。               

私の座り仕事中心のライフスタイル、冷え性・虚弱体質などにはすごく合ってるんだろうし、これを続けることで不調のほとんど改善するんじゃないかという気さえしてくる。

期待しすぎかもしれないけど、2〜3ヶ月集中的に行って体がどのように変化していくか楽しみにしたい。

 

ちなみにいろいろ試した中で最近はこちらのトレーナーさんのストレッチに落ち着いている。座り作業で凝るところ熟知されててどのストレッチも痒い所に手が届きます。

 

 

2022-23 冬 日常 視線

 

今年の目標はこまめにブログを更新する、だったのにあれよあれよと時がすぎ、気づけば3月に。一月往ぬる二月逃げる三月去るというのは本当だなと。

 

 

1月と2月はとにかく仕事に追われる日々だった。韓国の知人から紹介してもらったベンチャー企業の翻訳の仕事も始まり、2月初旬は納期ばかり気にして過ごしていた。

韓国の企業と仕事をしたことは今までも何度かあったけど、毎回契約から納期日までの短さ、連絡のテンポの早さなどに驚く。急な追加依頼、変更などにあたふたすることもあり、とりあえず細かいことは気にせずにやりながら微調整していきましょうなこの感じ久しぶりだなと留学時代を回顧したり。

ひとまず無事に納品し、一息ついていたら3月になってしまった。

 

また、血縁関係にある人たちとのごたごたもあった。今回の件で改めて血縁関係は本当に無理だなと思ったし、ある程度の法律の知識、すぐに相談できる専門家の確保など、身を守るために普段から準備しておけばと後悔もした。

今回は迅速に専門家に相談でき、指示に冷静に従ったことで事なきを得たけど、縁を切ったも同然の親族の尻拭いをさせられた悔しさに心がどす黒くなってしまった。

憤ることはとても消耗するし、そこそこのところで切り捨てたいけれど、そう簡単に切り捨てられないのが血縁の厄介なところ。この制度、いつになったら見直されるんだろう。

 

 

この冬の自炊も韓国料理ばかり。トゥッペギ大活躍です。

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世の中は着実にコロナ緩和が進んでる。コロナ前の活気が戻ってきてるのは喜ばしいことでもあるけれど、マスク不要になったり5類になったからといって、感染したら仕事に支障が出ることに変わりはないしなーと、手放しで喜べなかったりもする。 

 

 

コロナに限らず、自然による不都合をあまりにも効率よく、短期間で、解決できすぎてるな(もしくはそう演出してる)と感じることが多々ある。

人間の尺を自然に当てはめることも傲慢だと思うし、原発事故なんかも、人間の感覚ではもう遠い過去のことでも自然の軸からしたらまだほんの数日前の出来事なのかもしれないし。なにも解決してないのに解決したかのような演出。見掛け倒しでどんどん進み、非効率なものを置いてけぼりにしていく。

人間は自然をコントロールできて、どんな困難も短時間で効率よく解決できる!と盲信してる様子を見ると、それは本当に復興ですか?そこからこぼれ落ちた存在は忘れることにしたんですか?と問いたくなる。

そして自分の生活もまたそういった犠牲の上で成り立っていることを考えため息が出る。どうするのがベストなのかわからないけど、連日のニュースを見てこれじゃない感が自分の中で膨らむ一方。

 


立春に誕生日を迎え、20代も残すところあと1年に。

胃腸が弱くなりソバカスが増え、確かにちょっと歳とったなと実感することはあるけれど、へぇ、29歳ってこんなもんかというのが正直な感想。内心恐れていたこと、世間の人達が30歳までにこれをしないとやばいと言ってたことはひとまず起きてない。

 

誕生日当日は特別何かをすることもなく普段通り仕事をしていたのだけど、友達からプレゼントが届いたりメッセージが届いたり、姉がケーキを買ってくれたりと、日々近くにいてくれる人達の存在を強く感じ、ありがたーい気持ちで一杯に。

 

勉強が強制されない立場になって7年も経つと、学び続けなければという気持ちはあるものの、即座に活用できる、生計のための学びに時間を使うことが徐々に増えてしまったり、無慈悲に流れていく日常をなんとか平穏に保つことで精一杯になったりする。

すでに暗記力や長文読解などが弱くなってきている実感もあるし、好奇心に突き動かされることより損得勘定で動くことが増え、なんだか自分がなりたくなかった類の人間に近づいてきてる気がする。

どうしたら自らを刷新できるだろうか、学びによって日常に鮮やかさを取り戻せるのだろうか、そんなことを最近はよく考えている。

 

 

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日々、可愛さ記録更新中のラキさん。この冬頃から私を完全に信頼した姿、とびきり満面の笑みを見せてくれることが増えた。スマホのストレージは全部ラッキーに捧げてます。

 

2023 冬の記録

2022 7月〜12月 購入品(食べ物とガジェット中心)、読んだ本記録

 

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もう今年も残りわずかなので、購入品や本などごちゃまぜに記録しておきます。

 

買ってよかったもの(食べ物、ガジェット中心)

 

オートミール

 

夏以降、精製小麦を食べすぎだなと思い、グルテンフリーの主食の割合を増やすことにした。

以前は月数回食べてたオートミールを、今では2日に1回ペースで食べるようになった。

今までは行きつけのオーガニック食品店でおすすめされたものを買ったり、海外の定番ブランドのものを買ったりしてたけど、なかなかしっくりくるオートミールに出会えてなかった。

 

今回友達のおすすめで購入したものは、クイックオーツで調理しやすく、とにかくクセがない。(あるブランドのものは濃厚な米糠のような後味が残ってアレンジしづらかった)

ヨーグルト、豆乳、牛乳に混ぜて食べたり、残り物のスープ(ミネストローネがお気に入り)に入れてリゾット風にしたり、豆腐と混ぜてベーグルにしたりと朝ごはんや夜食が随分バラエティー豊かになった。

 

ROKUMEI ドリップコーヒー 

 

秋〜冬はコーヒーを飲む量が増えるから、仕事の合間にさっと淹れられるドリップパックを常備している。

今年もいろんなお店のものを飲んだけど、安定してどの豆も美味しかったのはROKUMEIコーヒーかなと。

数年前奈良の実店舗に立ち寄ったことがあって、そのとき買って帰った豆が美味しかったことを思い出し、今回ネットで注文。

 

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デザインも可愛いから、姉や友達にお裾分けしたり、詰め合わせギフトセットを韓国の友達の新居祝いに送ったりもした。

 

 

マイナーフィギュアズ  オーツミルク

 

美味しいという噂を何度か耳にし、前々から試してみたかったマイナーフィギュアズのオーツミルク。

よく行くオーガニック食品のお店での取り扱いが始まったから早速買ってみたのだけど、これがめっちゃ好みの味でもう1本追加で購入。

そのまま飲んでもいいし、ちょっと温めて泡立ててカプチーノにしても美味しい。

 

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牛乳や豆乳と比べると値段が高めだから毎日は飲めないけれど、環境負荷も少ないし美味しいし、余裕があるときはなるべくこちらを買いたい。

 

OKENBI

 

韓国茶を取り扱っておられるOKENBI

昨年注文したなつめチップス、なつめティーが美味しかったから、お粉先生シリーズも購入してみた。

初めは4種類お試しセットを買って、そのあと特に美味しかったかぼちゃ、よもぎ、黒ごまを追加注文。

スープやドリンクにしても、アイスクリームにかけても美味しく、アレンジ次第で日々のおやつタイム、朝食が充実するのでおすすめ。

無添加で人工香料や人工甘味料が苦手な方にもよいかなと。

 

 

nahrin アロマスティック

 

柔軟剤や香水を使わなくなって以降、服や部屋に香りを足したいときはアロマオイルを使うようになった。

夏頃に購入したnahrinのロールオンもすっきりとしたハーブ系の香りで、外出時以外にも家で鼻炎や肩こりがひどいとき、仕事中に気分転換したいときに耳の後ろに塗ってる。

 

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香りの持続性はないけど、ほのかに香る程度が好きな私にはちょうどいい。

バスエッセンスや精油も狙い中。

 

 

 

Sony α7c

 

3年前から愛用してるA7iiiは申し分ないほど性能がよいのだけど、気軽に持ち出すには重さがあり、慢性肩こりの私にはきつい瞬間がたびたび。

軽量のサブ機がほしいなあと悩みに悩んで、この夏A7cを購入。

 

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セット購入した28-60mmのレンズは、写真の描写が残念だったから仕事には使っていないけど、動画はとても綺麗に撮れるのでvlog用に活躍。

Sonyのカメラはため息が出るほど高くて今回もお財布が泣いてるけど、カメラは仕事でもプライベートでもヘビーに使うものだから後悔しないものをと思い切った。

これで当分の間はカメラ買い替えの悩みから解放されそうです。

 

 

Apple Watch SE

 

早すぎる年末セルフプレゼントに購入したApple Watch SE。

腕時計必要だな〜、どうせならスマートウォッチにしようかな〜、どうせ買うならiphone、Macbookと連動できるものが便利だよな〜、という流れで購入に至った。

本、食べ物、ガジェットは一度ほしくなると我慢できない人です。

 

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よく使ってる機能は運動記録、リマインダー(ストレッチや仕事の時間・スケジュール管理など)、SUICA(電車とスーパーで)、タイマー、iphone・macのロック解除、仕事の連絡通知(Skype、微信、Kakaotalk)などなど。

機能も機能だけど、iphoneを確認する回数が減り、だらだらSNSを見てしまう罪悪感から解放されたのが何よりもでかい。これだけでも購入した価値がある。

最近ブログに日記ばかり書いてるし、気が向いたらApple watchのレビューなんかも書こうかな。

 

 

 

読書記録

 

7〜12月に読んだ本の中から特に付箋をたくさん貼った本をピックアップ。

 

(左2冊はいま読んでる途中)

 

 

1冊目はこちら。特に興味深く読んだのは、第2部のサイエンス・スタディーズから考える「フェムテック」

 

フェムテック商品は私も何度か利用したことがあるけど、想定してる女性が限定的だったり、経済的に余裕のある状態でしかアクセスできないものが多かったり、既存の性役割を踏襲している点などが気になったり、もろもろひっかかるところがあって少し警戒してはいる。

「フェムテックの市場規模が〜兆円に上る」だとか「女性がもっと活躍するための新たな市場!」だとかそんな記事を目にするたび、身体の問題が市場原理によって解決されていくことにやはりモヤモヤするし、フェムテック商品の普及によって社会、制度的な問題がより見えにくくなってることもある。

本書でも触れられていたけど、一見革新的でエンパワーメントに見えるものが実はまた二元論だとか古びた性役割を強化してしまってるなんてこともあるあるだし、利用者側も開発者側も常に批判的な視点を忘れずにいなきゃいけないなと思った。

 

トランスジェンダー問題

 

ヘルスケアや貧困問題の深刻さよりもトイレ利用や女子大入学がより多くの関心を集めていること、中産階級で白人のトランスたちが注目され、移民、受刑者、ホームレスなどより厳しい差別に晒されてるトランスたちが不可視化されてることなど、何が話題にされ、何がしっかり議論されていないかがわかる1冊だった。

 

SNS上でよく見られるデマ、ヘイト発言は、私たちが本来しなきゃいけない議論、解決のため注力しなきゃいけないことから絶えず目を逸らそうとしてくる。だからトランスの生のリアルや本当に求めていることを知らないとうっかり反トランスに乗ってしまう可能性が誰にでもあると思う。対抗のためにはまず知ること。一部だけを見て知った気にならず、学び続けることを自分に何度も言い聞かせながら注釈、訳者による解題、あとがきまでじっくり読んだ。

 

 

밝은 밤 明るい夜

 

チェ・ウニョンさんを原書で読むのは今回がはじめて。記念すべき初の長編作品こそは原書で読まないと!と思い、今年の春に韓国の本屋から取り寄せた。

 

우리는 둥글고 푸른 배를 타고 컴컴한 바다를 떠돌다 대부분 백년도 되지 않아 떠나야 한다. 그래서 어디로 가나. 나는 종종 그런 생각을 했다. 우주의 나이에 비한다면, 아니, 그보다 훨씬 짧은 지구의 나이에 비한다고 하더라도 우리의 삶은 너무도 찰나가 아닐까. 찰나에불과한 삶이 왜 때로는 이렇게 길고 고통스럽게 느껴지는 것인지 이해할 수 없었다. 참나무로, 기러기로 태어날 수도 있었을 텐데, 어째서 인간이었던 걸까.

 

원자폭탄으로 그 많은 사람을 찢어 죽이고자 한 마음과 그 마음을 실행으로 옮긴 힘은 모두 인간에게서 나왔다. 나는 그들과 같은 인간이다. 별의 먼지로 만들어진 인간이 빚어내는 고통에 대해, 별의 먼지가 어떻게 배열되었기에 인간 존재가 되었는지에 대해 가만히 생각했다. 언젠가 별이었을, 그리고 언젠가는 초신성의 파편이었을 나의 몸을 만져보면서.

『밝은 밤』 최은영 p130

以下、私が意訳した文です。

私たちは丸く青い船に乗り、真っ暗な海を漂い、そのほとんどは100年足らずでここを去らなければならない。そしてどこへ行くのだろうか。宇宙の年齢に比べれば、いや、それよりもっと短い地球の年齢と比べたとしても、私たちの人生はあまりにも一瞬ではないだろうか。一瞬に過ぎない人生が時にどうしてこんなにも長く、苦しく感じるものなのか理解できなかった。椚木や雁に生まれる可能性もあったのに、どうして人間だったのだろうか。

原爆で多くの人を八つ裂きにしようとする気持ちと、その気持ちを実行に移そうとする力は全て人間から出てきたものだ。星屑でできた人間が作り出す苦痛について、星屑がどのように配列されて人間という存在になったのかについて、じっと考えた。いつかは星だった、いつかは超新星の破片だった私の体を触りながら。

 

무리를 이루는 듯 보이는 밤하늘의 별들도 철저히 혼자이며, 하나의 점으로 응축되어있던 물질들이 팽창하는 우주 속에서 빠른 속도로 서로에게서 멀어져가고 있다는 사실은 내가 어린 시절부터 줄곧 느껴왔던 슬픔을 설명해주는 것 같았다.

『밝은 밤』 최은영 p158

以下、私が意訳した文です。

群れを成しているように見える夜空の星の数々もどこまでも独りであり、ひとつの点に凝縮されていた物質たちも、膨張する宇宙の中で高速で離れ離れになっていっている。その事実は、私が幼少期からずっと感じてきた悲しみを説明してくれるようであった。

 

마음이라는 것이 꺼내볼 수 있는 몸속 장기라면, 가끔 가슴에 손을 넣어 꺼내서 따뜻한 물로 씻어주고 싶었다. 깨끗하게 씻어서 수건으로 물기를 닦고 해가 잘 들고 바람이 잘 통하는 곳에 널어놓고 싶었다. 그러는 동안 나는 마음이 없는 사람으로 살고, 마음이 햇볕에 잘 마르면 부드럽고 좋은 향기가 나는 마음을 다시 가슴에 넣고 새롭게 시작할 수 있겠지. 

『밝은 밤』 최은영 p14

以下、私が意訳した文です。

心というものがもし取り出せる臓器だったら、時々胸に手を入れて取り出し、お湯で洗ってあげたかった。綺麗に洗ってタオルで水気を拭き取り、日当たりがよく風通しがいいところに干しておきたかった。その間私は心がない人として生きるのだ。心が日差しでしっかり乾いたところで、柔らかくいい香りがする心を胸に入れたらまた新しいスタートが切れるだろう。

 

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物語に救われるとはこのことかと思う作品は今までもたくさんあったけど、本握りしめてボロ泣きしてしまった韓国文学は今回が初めてかもしれない。

噂によるとまたこちらも邦訳版が出るそうで。楽しみです。