Koguma

自由に生きたい韓国マニアのゆったり生活

2020年上半期に読んだベスト本を紹介します。(韓国関連、フェミニズム、社会学多め)

 

こんにちは、そみ(@somi_koguma) です。

 

コロナで家にいる時間が長くなったこともあって、今年は今まで以上に読書量が増えておりまして。

1月~6月まで何冊くらい読んだかな~?と手帳を振り返ってみると、35冊読んでました。ここに韓国語で書かれた本を足すと、だいたい41冊ですね。

 

例年になく良い本にたくさん出会えたので、今回は35冊の本から「これは...!」と思ったものをピックアップして紹介したいなと思います。

あ、ちなみにここ数年好んで読んでるジャンルが、韓国、フェミニズム、社会学系なので、それらに偏ってますが...。

 

少しでも皆さんの本選びの参考になればと思います。

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韓国映画の最前線

 

1冊目は『ユリイカ2020年5月号 特集=韓国映画の最前線 -』です。

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タイトルのとおり、韓国映画の最前線と魅力を深く知れる1冊でして。

日本でも話題になった『パラサイト』はもちろんのこと、『タクシー運転手』や『建築学概論』『はちどり』『お嬢さん』などの作品にがんがん迫っていて、韓国映画が好きな方にはたまらない仕上がりになってます。

私はキム・ボラ監督の大ファンなので、『はちどり』が表紙の時点で即買いしました...

 

皆さん、『はちどり』もめっちゃいい映画なので観てくださいね。(唐突)

 

 

韓国 現地からの報告

 

続いては『韓国現地からの報告 セウォル号事件から文在寅政権まで』です。

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こちらの本は、韓国に在住する著者が2014〜2020年の初めまでに韓国で起こった出来事を考察した1冊。

テーマはセウォル号事件からMetoo運動、日本製品の不買運動、教育事情にわたるまで幅広く、ここ数年の韓国社会の流れを様々な視点から知ることができます。

日頃韓国に関係のある仕事をしている方、韓国に友人や恋人がいる方なら必ず知っておきたい内容ばかりです。

 

 

目の眩んだ者たちの国家

 

次に紹介するのは『目の眩んだ者たちの国家 』です。

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こちらはセウォル号事件のよって露わになった韓国社会の欠陥について、韓国の小説家、思想家、詩人達が、それぞれの研ぎ澄まされた言葉で語っている作品。

著者達の魂のこもった言葉に圧倒され、絶望、怒り、無気力感、罪悪感、様々な感情が入り混じった1冊でした。

 

「セウォル号は事故ではなく事件だった」「船が沈むときの傾きは、社会の傾きをあらわしていた」「質問のない人生や無関心な人生が引き起こした」

 

セウォル号の沈没は、単なる悲しい事故としてではなく、新自由主義や国家の欠陥が引き起こした事件として長く記憶されなければいけません。

そのためにもこの本が多くの人に長く長く読まれることを願います。

 

 

夢を描く女性たち

 

続いては『夢を描く女性たち イラスト偉人伝 』という本。

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どうして偉人と言われている人は男性ばかりなのか?という疑問に答えたこちらの本は、世界で活躍している(もしくはしていた)女性達をピックアップし紹介した女性偉人伝。

「壮大な夢、挑戦は男性のものだ」という固定観念を持っている人が多い中、この本は女性達に「もっと野望を持って生きていい」とパワーを与えてくれます。

偉人たちの言葉を読めば身体の奥深いところから、じわじわと希望や力が湧いてきますよ。

 

素敵なイラストもたくさん掲載されているので、活字ぎっしりの本が苦手な方でも気軽に読める1冊だと思います。

 

小説版 韓国・フェミニズム・日本

 

5冊目は『小説版 韓国・フェミニズム・日本 』です。

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こちらは文藝2019年秋のフェミニズム特集をさらにパワーアップさせた短編集。

チョ・ナムジュさんや、ハン・ガンさんをはじめとする12人の作家さんたちが、様々な切り口から日常に潜む差別、理不尽さ、格差を描いています。

どの作品も素晴らしかったですが、私は特に『離婚の妖精』『桑原さんの赤色』 『ゲンちゃんのこと』『あなたの能力を見せてください』がお気に入りです。

こんなに豪華でいいんですか?という顔ぶれなので、韓国文学やフェミニズムに興味がある方は必読です。

 

少女だった私に起きた電車のなかでのすべてについて

 

続いて紹介するのは『少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて』です。f:id:schhms:20200624122832j:image

こちらは幼い少女が電車通学で痴漢被害に遭いつづけ、次第に心を病んでいってしまうお話。

小説ではありますが、著者の実体験を元に書かれた話なのですごく生々しく、ときに読み進めるのが辛くなる場面もたくさんありました。

 

痴漢があるのが当たり前、というこの異常な社会では、ひとりでも多くの人(特に保護者や学校)が実態を把握し、問題意識を持つことが大切です。

(私もこの本を読んでから、ひとりで電車に乗る幼い女の子がいたら近くに座って見守るようになりました。)

 

どの世代、どの年代の人にも是非読んでほしい1冊です。

 

 

娘について

 

次は『娘について 』という韓国文学です。

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私は日頃韓国文学をたくさん読むのですが、近年読んだ作品の中でも飛び抜けて印象に残ったのがこちらの『娘について』です。

老い、LGBT、格差、母と娘の関係など、この社会で真っ先に弱い立場になったり、無視されたりする人を描いたお話で、私たちが自然と目を背けていたこと、自分の人生とは関係ないと思っていたことを容赦無く目の前にポンとおかれる。

そんな小説でした。

 

この作品、映画化の噂もありまして。また『82年生まれキム・ジヨン』のような大ヒット作になればなと期待しています。

 

 

呪いの言葉の解きかた

 

続いては『呪いの言葉の解きかた』という本です。

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こちらの本は「文句を言うな」「ただちに健康に影響はない」「母親なんだから...」などなど社会のあらゆる場所で発せられる呪いの言葉から、いかに自分自身を守るかについて書かれた1冊。

労働、ジェンダー、政治をめぐる呪いの言葉を、ドラマや映画、漫画などの台詞を引用し、わかりやすく説明されているのが印象的でした。

呪いの言葉によって奪われた思考、主体性を取り戻したい方におすすめしたい本です。

 

 

 

モヤモヤの正体 迷惑とワガママの呪いを解く

 

最後に紹介するのは『モヤモヤの正体 迷惑とワガママの呪いを解く 』。

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こちらの本は、ベビーカー問題や、震災後もいつも通り会社へ向かうサラリーマンの姿など、常識やルールに縛られて行動する人を見て感じるモヤモヤについて書かれた1冊。

言語化できないけどなんだかモヤモヤする社会の空気が丁寧に紐解かれていて、新たな視点を自分の中にインストールすることができた本です。

 

みんな、空気、協調性、迷惑、わがまま、世間の目。

こういった言葉を聞いたとき、小さな安心感とどうしようもない息苦しさを同時に感じてしまう人も多いと思います。

そういった方は、この本を読むことで少しはその感覚の正体に気づけるかもしれません。

 

 

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★★★

ということで今回は、2020年上半期に読んだベスト本の紹介でした!

実はこの他にも紹介したい本はたくさんあるのですが、今回は”2回以上読んだ本”という条件で絞り紹介してみました。そして韓国語で書かれた本は抜きました。

 

ジャンルはかなり偏っていますが、同じ方面に関心を持っている方は、是非とも読んでみてくださいね。 

2020年の後半も本をどんどこ読み、印象に残った作品や言葉はブログやSNSで共有したいと思います。

ではっ

 

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