2020年に読んだ25冊の韓国本の中から、ベスト韓国本を5冊紹介します。

 

 

どうも、そみ(@somi_koguma) です。

 

2020年に購入してよかったもの、暮らしの質を上げてくれたアイテム! の記事にも書いていましたが、2020年は韓国本を狂ったように読んだ1年でして。

とはいえ1ヶ月に2冊ペースと大した量ではないですが、去年と比べると書籍の出費も読書時間も大幅に増加しました。

いやあ、コロナで崩れそうになるメンタルを保てたのは韓国本のおかげといっても過言ではありません。もちろん日本の本にもかなり支えられましたが。

 

ということで、今回は今年読んだ25冊の韓国本の中から特に印象深かった5冊をピックアップしたいなと。

今年もいい本が多かったので選ぶのにすっごく苦労しましたが「ぐはあああ、好きー!」ってなった本か、新しい知識や世界を脳にドバドバ注入してくれた本を基準に選んでみました。

 

独断でチョイスしたものですが、皆さんの韓国本選びのヒントになれば嬉しいですっ

 

 

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5位 おかしくて自由なおばあさんになりたい

 

5位は『おかしくて自由なおばあさんになりたい - ムルの大人のための絵本の読み方』

 

数々のエッセイを読んできた中でも、他のエッセイは一味違う、私が知らない世界をたくさん見せてくれた印象深い1冊です。

絵本の話をベースに、非婚主義、人生、動物、植物、菜食主義など多様なテーマについて書かれており、世の中を見つめる視点をぐわっと広げてくれました。

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絵本、非婚、菜食主義など少しニッチなテーマなので正直好き嫌いが分かれるとは思いますが、私はこういったテーマに興味があるのでかなり影響を受けました。

 

読めば脳内にいいホルモンがドバドバ出るエッセイです。挿絵も癒されるので、疲れたときに読み返しています。

 

  

 

4位 脱コルセット 

 

4位は『脱コルセット : 到来した想像』 です。

フェミニズムを学び始めた昨年の12月、韓国の書店で「ん?イ・ミンギョンさんの新作?」と気になって購入しました。

この本を読むまでは、脱コルに対して「お洒落はしたい人だけしたらいいし、したくない人はしたくないでいいんじゃないのか?個人の自由じゃないの?」と間違った形で認識していたのですが、この本を通して脱コルは個人の選択ではなくあくまでも社会運動であることを知り、猛省しました。

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この本を読んだ直後は、衝動で髪をばっさり切ったり、あまり化粧をしなくなったりしましたが、結果的に完全な見た目脱コルは無理でした。(でも化粧をする日は本当に激減した)

 

社会運動はある程度まとまった人数でやるのが効果的だから、人にほとんど会わない私がこの田舎で一人でしてもな...と思ったり、完全に脱コルを頭の中で整理できていなかったり、理由はいろいろあります。

まだ葛藤もあるし、何がベストなのかもわからない。

これは長い時間をかけて考えていきたいと思ってます。

 

ただこの本のおかげで内面の脱コルはかなり進んだし、自分の身体、世の中の女性の身体への認識が大きく変化しました。

それまで一度も気にしたことがなかった「女性は化粧をしてこそ社会に出られるのだ、人に見せられる顔になるのだ」といった世の常識が不快に感じるようになってきました。

 

とてつもない葛藤と新しい視点を与えてくれた『脱コルセット : 到来した想像』

噂によると来年日本でも出版されるそうですね。韓国語のレベルが結構高くて理解しづらい部分もあったので、日本語でもう一度読みたいなと。

 

韓国語 女性学 『脱コルセット : 到来した想像』 著:イ・ミンギョン
by カエレバ

3位 私たちが私たちを私たちと呼ぶとき

 

3位は『私たちが私たちを私たちと呼ぶとき : n番部屋事件追跡記と私たちの話』 です。

こちらは、今年の3月に韓国を震撼させたn番部屋事件を初めて摘発した2人の大学生による、追跡の記録。

「これは読んでおかないと」と思い、出版されてすぐに購入しました。

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正直なところ、読むのがとにかく辛かった。

今まで読んだ韓国本の中で一番、心がガリガリと削られる1冊でした。

事件の詳細が惨すぎて人間不信になるレベル。こんな社会で絶対子どもを産みたくないなと強く思ってしまったり。

そのため、普段は多少重めの内容でも数週間で読み終えるのが、この本は2ヶ月以上もかかってしまいました。

 

文章に滲み出ていた2人の大学生の強い信念と正義感のおかげで何とか最後まで読み切ることができましたが、この恐怖を抱えながらこれからも生きていかなきゃいけないのか...と絶望感に何度も襲われましたね。

 

でも、読んでよかったと思います。

何も知らないまま生きるより、ちゃんと知っておいたほうが自分の身も周りの人の身も守れるから。

本を買って読むことによって、想像を絶する葛藤と恐怖に打ち勝った불さんと단さんを支持することにも、被害を受けた人と連帯することにも繋がるんじゃないかと思います。

 

n番部屋事件の詳細以外にも、彼女たちのこれまでの人生やフェミニズムに関するエピソードなども書かれており、社会を変える偉大な姿に勇気をもらいました。

私は、フェミニストですと宣言していながら、すぐに弱気になってフェミニズムはもう学びたくない!辛い!知らないまま生きていたかった!って思っちゃうんですが、そういうときにこの本を読み返したいなと。

 

 

Twitterに感想を共有したら、邦訳版を望む声がたくさんあがっていました。絶対出てほしいですね。

日本でも同様の事件が起きているので、全国民が読むべきだと思います。

 

 

2位 シソンから

 

第2位はチョン・セランさんの長編小説  『シソンから、』 です。

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時代の暴力と抑圧に抵抗しつづけた女性シム・シソンの人生、そして彼女の意志を受け継いだ娘や孫達が、ハワイでシム・シソンの法事を行う過程を描いた物語。

それぞれ事情や傷を抱えながらも、個性豊かに勇敢に生き抜く女性の姿に何度も目頭が熱くなりました。

人によって感じ方は違うでしょうが、私がこの小説をイメージで説明するなら、頭にミントの香りのする爽やかな風が吹きこんできて、頭にこびりついた絶望感がザーッと飛んでいく感じ。

 

家父長制社会から距離を置いた独特の世界観にどっぷり浸かった9月〜11月は、読書タイムがいつにもまして幸せでしたし、読み終わりたくないと思った小説は久々でした。

チョン・セランさんの物語はどれも大好きなんですが、1番は?と聞かれたら『シソンから、』と即答しちゃう。

 

はやく!邦訳版も!出てくれー!

 

1位 平日も人生だから 

 

そして今年ナンバーワンの韓国本は....『平日も人生だから - 週末ばかりを待たない人生のために』 に決定!

近年...というか今まで読んだ韓国エッセイの中で、一番好きな1冊といっても過言ではないくらい、全てのお話が心にグッときた1冊です。

たぶん著者と価値観や感覚が似ているのも理由だと思うのですが、読んでいてここまでリラックスするエッセイはこれが初めてだったかもしれない。

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話のテーマも、展開も、ユーモアもドストライクだし、人生うまくいかなくて残念...でもグダグダいいながら何とか幸せになれる方法を日常の中で探す.....といった筆者の生への向き合い方がとても素敵でした。

私ってほんと運がないなあ、今日は最悪の1日だったなあ、なんでうまくいかないんだろう....と自分の人生に不満が募ったときこそ手に取って欲しいエッセイ。

読んでいるうちに「みんなこんな感じで生きてるのかあ」「悩みって似たり寄ったりだなあ」と、自分だけに向いていた意識が分散されるというか、もっと余裕を持った寛大な眼差しで毎日のちょっとした出来事を見つめられるようになるなあと。

これからもすぐに手の届くところに置いておきたい1冊です。

 

 

 

 

★★★

ということで今回は2020年に読んだ25冊の韓国本の中から、ベスト韓国本を5冊紹介しました。

他にも紹介しきれていない良書が手元にたくさんあるので、今後もブログやSNSを通して発信していきたいと思います。

 

皆さんの今年のベスト韓国本も、是非DMやコメントで教えてくださいね。ではっ。

 

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