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もう今年も残りわずかなので、購入品や本などごちゃまぜに記録しておきます。
買ってよかったもの(食べ物、ガジェット中心)
オートミール
夏以降、精製小麦を食べすぎだなと思い、グルテンフリーの主食の割合を増やすことにした。
以前は月数回食べてたオートミールを、今では2日に1回ペースで食べるようになった。
今までは行きつけのオーガニック食品店でおすすめされたものを買ったり、海外の定番ブランドのものを買ったりしてたけど、なかなかしっくりくるオートミールに出会えてなかった。
今回友達のおすすめで購入したものは、クイックオーツで調理しやすく、とにかくクセがない。(あるブランドのものは濃厚な米糠のような後味が残ってアレンジしづらかった)
ヨーグルト、豆乳、牛乳に混ぜて食べたり、残り物のスープ(ミネストローネがお気に入り)に入れてリゾット風にしたり、豆腐と混ぜてベーグルにしたりと朝ごはんや夜食が随分バラエティー豊かになった。
ROKUMEI ドリップコーヒー
秋〜冬はコーヒーを飲む量が増えるから、仕事の合間にさっと淹れられるドリップパックを常備している。
今年もいろんなお店のものを飲んだけど、安定してどの豆も美味しかったのはROKUMEIコーヒーかなと。
数年前奈良の実店舗に立ち寄ったことがあって、そのとき買って帰った豆が美味しかったことを思い出し、今回ネットで注文。
デザインも可愛いから、姉や友達にお裾分けしたり、詰め合わせギフトセットを韓国の友達の新居祝いに送ったりもした。
マイナーフィギュアズ オーツミルク
美味しいという噂を何度か耳にし、前々から試してみたかったマイナーフィギュアズのオーツミルク。
よく行くオーガニック食品のお店での取り扱いが始まったから早速買ってみたのだけど、これがめっちゃ好みの味でもう1本追加で購入。
そのまま飲んでもいいし、ちょっと温めて泡立ててカプチーノにしても美味しい。
牛乳や豆乳と比べると値段が高めだから毎日は飲めないけれど、環境負荷も少ないし美味しいし、余裕があるときはなるべくこちらを買いたい。
OKENBI
韓国茶を取り扱っておられるOKENBI
昨年注文したなつめチップス、なつめティーが美味しかったから、お粉先生シリーズも購入してみた。
初めは4種類お試しセットを買って、そのあと特に美味しかったかぼちゃ、よもぎ、黒ごまを追加注文。
スープやドリンクにしても、アイスクリームにかけても美味しく、アレンジ次第で日々のおやつタイム、朝食が充実するのでおすすめ。
無添加で人工香料や人工甘味料が苦手な方にもよいかなと。
nahrin アロマスティック
柔軟剤や香水を使わなくなって以降、服や部屋に香りを足したいときはアロマオイルを使うようになった。
夏頃に購入したnahrinのロールオンもすっきりとしたハーブ系の香りで、外出時以外にも家で鼻炎や肩こりがひどいとき、仕事中に気分転換したいときに耳の後ろに塗ってる。
香りの持続性はないけど、ほのかに香る程度が好きな私にはちょうどいい。
バスエッセンスや精油も狙い中。
Sony α7c
3年前から愛用してるA7iiiは申し分ないほど性能がよいのだけど、気軽に持ち出すには重さがあり、慢性肩こりの私にはきつい瞬間がたびたび。
軽量のサブ機がほしいなあと悩みに悩んで、この夏A7cを購入。
セット購入した28-60mmのレンズは、写真の描写が残念だったから仕事には使っていないけど、動画はとても綺麗に撮れるのでvlog用に活躍。
Sonyのカメラはため息が出るほど高くて今回もお財布が泣いてるけど、カメラは仕事でもプライベートでもヘビーに使うものだから後悔しないものをと思い切った。
これで当分の間はカメラ買い替えの悩みから解放されそうです。
Apple Watch SE
早すぎる年末セルフプレゼントに購入したApple Watch SE。
腕時計必要だな〜、どうせならスマートウォッチにしようかな〜、どうせ買うならiphone、Macbookと連動できるものが便利だよな〜、という流れで購入に至った。
本、食べ物、ガジェットは一度ほしくなると我慢できない人です。
よく使ってる機能は運動記録、リマインダー(ストレッチや仕事の時間・スケジュール管理など)、SUICA(電車とスーパーで)、タイマー、iphone・macのロック解除、仕事の連絡通知(Skype、微信、Kakaotalk)などなど。
機能も機能だけど、iphoneを確認する回数が減り、だらだらSNSを見てしまう罪悪感から解放されたのが何よりもでかい。これだけでも購入した価値がある。
最近ブログに日記ばかり書いてるし、気が向いたらApple watchのレビューなんかも書こうかな。
読書記録
7〜12月に読んだ本の中から特に付箋をたくさん貼った本をピックアップ。
(左2冊はいま読んでる途中)
1冊目はこちら。特に興味深く読んだのは、第2部のサイエンス・スタディーズから考える「フェムテック」
フェムテック商品は私も何度か利用したことがあるけど、想定してる女性が限定的だったり、経済的に余裕のある状態でしかアクセスできないものが多かったり、既存の性役割を踏襲している点などが気になったり、もろもろひっかかるところがあって少し警戒してはいる。
「フェムテックの市場規模が〜兆円に上る」だとか「女性がもっと活躍するための新たな市場!」だとかそんな記事を目にするたび、身体の問題が市場原理によって解決されていくことにやはりモヤモヤするし、フェムテック商品の普及によって社会、制度的な問題がより見えにくくなってることもある。
本書でも触れられていたけど、一見革新的でエンパワーメントに見えるものが実はまた二元論だとか古びた性役割を強化してしまってるなんてこともあるあるだし、利用者側も開発者側も常に批判的な視点を忘れずにいなきゃいけないなと思った。
トランスジェンダー問題
ヘルスケアや貧困問題の深刻さよりもトイレ利用や女子大入学がより多くの関心を集めていること、中産階級で白人のトランスたちが注目され、移民、受刑者、ホームレスなどより厳しい差別に晒されてるトランスたちが不可視化されてることなど、何が話題にされ、何がしっかり議論されていないかがわかる1冊だった。
SNS上でよく見られるデマ、ヘイト発言は、私たちが本来しなきゃいけない議論、解決のため注力しなきゃいけないことから絶えず目を逸らそうとしてくる。だからトランスの生のリアルや本当に求めていることを知らないとうっかり反トランスに乗ってしまう可能性が誰にでもあると思う。対抗のためにはまず知ること。一部だけを見て知った気にならず、学び続けることを自分に何度も言い聞かせながら注釈、訳者による解題、あとがきまでじっくり読んだ。
밝은 밤 明るい夜
チェ・ウニョンさんを原書で読むのは今回がはじめて。記念すべき初の長編作品こそは原書で読まないと!と思い、今年の春に韓国の本屋から取り寄せた。
우리는 둥글고 푸른 배를 타고 컴컴한 바다를 떠돌다 대부분 백년도 되지 않아 떠나야 한다. 그래서 어디로 가나. 나는 종종 그런 생각을 했다. 우주의 나이에 비한다면, 아니, 그보다 훨씬 짧은 지구의 나이에 비한다고 하더라도 우리의 삶은 너무도 찰나가 아닐까. 찰나에불과한 삶이 왜 때로는 이렇게 길고 고통스럽게 느껴지는 것인지 이해할 수 없었다. 참나무로, 기러기로 태어날 수도 있었을 텐데, 어째서 인간이었던 걸까.
원자폭탄으로 그 많은 사람을 찢어 죽이고자 한 마음과 그 마음을 실행으로 옮긴 힘은 모두 인간에게서 나왔다. 나는 그들과 같은 인간이다. 별의 먼지로 만들어진 인간이 빚어내는 고통에 대해, 별의 먼지가 어떻게 배열되었기에 인간 존재가 되었는지에 대해 가만히 생각했다. 언젠가 별이었을, 그리고 언젠가는 초신성의 파편이었을 나의 몸을 만져보면서.
『밝은 밤』 최은영 p130
以下、私が意訳した文です。
私たちは丸く青い船に乗り、真っ暗な海を漂い、そのほとんどは100年足らずでここを去らなければならない。そしてどこへ行くのだろうか。宇宙の年齢に比べれば、いや、それよりもっと短い地球の年齢と比べたとしても、私たちの人生はあまりにも一瞬ではないだろうか。一瞬に過ぎない人生が時にどうしてこんなにも長く、苦しく感じるものなのか理解できなかった。椚木や雁に生まれる可能性もあったのに、どうして人間だったのだろうか。
原爆で多くの人を八つ裂きにしようとする気持ちと、その気持ちを実行に移そうとする力は全て人間から出てきたものだ。星屑でできた人間が作り出す苦痛について、星屑がどのように配列されて人間という存在になったのかについて、じっと考えた。いつかは星だった、いつかは超新星の破片だった私の体を触りながら。
무리를 이루는 듯 보이는 밤하늘의 별들도 철저히 혼자이며, 하나의 점으로 응축되어있던 물질들이 팽창하는 우주 속에서 빠른 속도로 서로에게서 멀어져가고 있다는 사실은 내가 어린 시절부터 줄곧 느껴왔던 슬픔을 설명해주는 것 같았다.
『밝은 밤』 최은영 p158
以下、私が意訳した文です。
群れを成しているように見える夜空の星の数々もどこまでも独りであり、ひとつの点に凝縮されていた物質たちも、膨張する宇宙の中で高速で離れ離れになっていっている。その事実は、私が幼少期からずっと感じてきた悲しみを説明してくれるようであった。
마음이라는 것이 꺼내볼 수 있는 몸속 장기라면, 가끔 가슴에 손을 넣어 꺼내서 따뜻한 물로 씻어주고 싶었다. 깨끗하게 씻어서 수건으로 물기를 닦고 해가 잘 들고 바람이 잘 통하는 곳에 널어놓고 싶었다. 그러는 동안 나는 마음이 없는 사람으로 살고, 마음이 햇볕에 잘 마르면 부드럽고 좋은 향기가 나는 마음을 다시 가슴에 넣고 새롭게 시작할 수 있겠지.
『밝은 밤』 최은영 p14
以下、私が意訳した文です。
心というものがもし取り出せる臓器だったら、時々胸に手を入れて取り出し、お湯で洗ってあげたかった。綺麗に洗ってタオルで水気を拭き取り、日当たりがよく風通しがいいところに干しておきたかった。その間私は心がない人として生きるのだ。心が日差しでしっかり乾いたところで、柔らかくいい香りがする心を胸に入れたらまた新しいスタートが切れるだろう。
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物語に救われるとはこのことかと思う作品は今までもたくさんあったけど、本握りしめてボロ泣きしてしまった韓国文学は今回が初めてかもしれない。
噂によるとまたこちらも邦訳版が出るそうで。楽しみです。