2021 夏 日常 視線

 

こんにちは、そみ(@somi_koguma) です。

 

今回は2021年6月から8月までの夏の記録を書いていこうかなと。

 

2021-06 2021-07 2021-08 

 

また夏が来てしまった。気温が1度上がるたびにHPが10%ずつ減っていく。

この季節は5時間ほど仕事をしただけで綿のように疲れてしまうから、1日に使える体力をよ〜く考えた上で動かなきゃいけない。

 

茹だるような暑さ、汗の不快感、虫による襲撃(彼等?はそんなつもりないのだけど玄関のドアに張り付いているGAが突如狂ったように突撃してきて何度悲鳴をあげたことか)、クーラーが体の奥深くまで容赦なく冷やす感覚。

そしてコロナへの不安と愚策、オリンピック、女性というだけでいつ狙われるかわからない社会への恐怖感。

夏というだけで辛いのに、あまりにもいろんなことが起きて、おろおろしたり、わなわなしたり毎日ジェットコースターに乗っている気分だった。

 

それでも毎日生き延びないといけないし、せっかくこの世に生まれたのだから幸せに暮らしたい。

だから思考力を吸い取られてしまわないように、あの手この手で自分の機嫌をとろうとしたのだけど、一度はよくなっても、ニュースを開けるとまたげんなりして、結局この夏の平均感情?は”虚しさ”だったような気がする。

 

とはいえ、個人的にはいいこともたくさんあった。

大の夏嫌いだけど、部屋から見える美味しそうな雲を毎日観察することは他の季節にはない特別な楽しみで。

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家は少し丘にあって、しかも田舎だから周りに高いビルもない。

だからベランダからはソフトクリームのような入道雲が何にも遮られることなくどーんと見えるのだ。

少し涼しい日なんかはベランダに座り、コーヒー片手に雲の動きをぽけーっと観察。

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自室はとても狭いから、何時間も仕事をしているとたまに息がつまる。

立派な雲を見上げられるベランダがなかったら、家で仕事なんてできていなかったかも。

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この夏もホームカフェ毎日オープン。コーヒーは基本的になんでも好きだけど、ホットかアイスなら断然アイスのほうが好きで、1日2杯、多いときは4杯ほど飲むこともある。冷え性で生理痛もあるし、しかも簡単に自律神経が乱れちゃうから、体質的にはできるだけ飲まないほうがいいんだろうけど。これだけは我慢できない。

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新たに知ったオーガニックショップで有機コーヒー豆を買ったり、友人に焙煎してすぐの豆をいただいたり、この夏はとびきり美味しいコーヒーを家で味わえて幸せだった。

 

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住んでいる地域が田舎とはいえ、さすがにこの夏はコロナの波がどばーっとやってきて、大好きなカフェ巡りもお休みした。

なら自分の腕を磨くしかない!といろいろ工夫を凝らした結果、ホームカフェを始めた2年前より、確実に自分好みのコーヒーを淹れられるようになってきた。

ミルクのバランス、粉の細さ、水の量など調節するとまだまだ美味しくなると思うから、今後も極めていきたい。

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春に植えた野菜の収穫もピークを迎えた。

このミニトマト、実はスーパーで買ってきたミニトマトの種から育ったもの。ググったら、わざわざ種を買ってこなくてもミニトマトの中の種を植えたらOKと書いてあった。だから半信半疑で植えたのだけど、あら不思議、立派に成長。1パックのミニトマトから何十粒も収穫できて、自然すごー!(語彙力)となった。

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そして同時にプランターに植えたインカの目覚めも大量収穫。しばらくじゃがいもが主食になった。

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家で野菜を育てると、スーパーに並んでいる野菜がいかに綺麗かがわかる。

収穫したもののうち、形も色もよく、表面に虫食いや傷が全くない状態の野菜はほとんどなかったし、ミニトマトも一般的に想像する丸くて真っ赤な形のものより、傷があったり、膨らます前の風船のような長細い形のもののほうが多かった。これらは市場では規格外となってしまうだろう。

規格外だからといって全て廃棄されてしまうということはないだろうし、また違った使い道があるんだろうけど、これまでよりスーパーの野菜の表面や形をじっと見てしまうことが増えたし、店頭に並ばなかった野菜の行方を想像してしまうことも増えた。

 

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コロナの感染者が落ち着くタイミングを見計らって、ちょっと外出したりもした。

ずっと田舎に籠っていて久しぶりに繁華街に出ると「うわ、人いっぱいいる〜」「排気ガスすごいな〜」と当たり前のことにいちいち反応してしまって心がざわざわする。

コロナ前、特に毎日電車通学をしていた学生時代は、人混みでも人と人の間をスムーズにかき分けてずんずん進んでいたのだけど、今はそれがうまくできない。

完全に田舎仕様の体になってしまった。おとけ。

 

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6月ごろは、最後の審判のレプリカを見に行ったり(イタリアで本物を見たときは写真、お喋り禁止だったけど、ここは前に座ってのんびりお喋りしたり写真を撮れてちょっと嬉しかった)他にも、好きなカフェに久しぶりに行ったりした。

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前から気になっていたドーナツ屋にも行ってみた。

口の周りがチョコレートまみれになってもそのまま頬張っていたら3歳児みたいだと笑われた。

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7月末には、以前からSNS上で交流していて、ずっと会ってみたいなと思っていた人に会った。

すでにお互いがどんなことを考えていて、何が好きなのか、何が許せないのかをある程度知っている状態だったから、初対面な感じがしなかった。

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フェミニズムなどを学び始めてからというものの、安心して話せる相手が限られるようになってきて、ドキッとするような発言が飛び出す人とは少し距離を置くようになった。

だからこうやって安心して話せる人と新たに巡り会えることはすごく幸運だし、巡り会えて本当によかったなあと、会っている時間もばいばいした後も、じわじわした喜びを噛み締めていた。

 

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そういや2年ほど連絡をとっていなかった大学時代の友人とも久しぶりにビデオ通話をした。

2年ぶりだしぎこちない会話になるかな?話す話題なかったらどうしよう....。と思っていたけどその不安は杞憂に終わった。

昨日まで話していたかのように、ぽんぽん笑いが飛び交い、ふと気づけば4時間ぶっ通しで話していたのだ。

その友達は私の家から電車で3時間ほどの場所に引っ越してしまい気軽に会えなくなってしまったのだけど、たとえ次に会うのが数年後になったとしてもまた昔のような関係にスッと戻れる気がする。そういう友達が1人でもいてよかった。ありがたい。

 

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韓国の友人も1ヶ月に1度くらいの頻度で連絡をとっている。

最近連絡をとった友達は留学時代に一緒にシェアハウスをしていた頃からの付き合いで、かれこれ8年以上連絡を取り合っている。

スンデ同盟を組んでいて、私が韓国に行くと暗黙の了解でスンデクッの店の前で落ち合う。(私はいつでも食べられるからと言いながら、いつも自分のスンデを私のお皿にひょいとのせてくれる、優しいチングなのだ。)

私より8歳くらい年上(だと勝手に思っているけど正確な年齢は今でも知らない)で、シェアハウス時代から、会社でインターンをしていた様子(毎日くたくたになりながらも、私が語学堂で学んだ韓国語を一緒にチェックしてくれた)、今のパートナーと結婚前に電話でけんかしていた様子、転職、結婚、第一子の出産、育休、マンションの購入、、などなどその人の転換期を近くで見ていたから特別情が移っている。

 

 
 
 
 
 
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そんな友人から先日、パートナーが第二子を出産したとのお知らせがあった。

本当はすぐにでも韓国に渡って直接ベビーと友人とそのパートナーに会いたかったけど、今は無理だからせめてプレゼントとお手紙だけでも送ることに。

てことでベビー用品店に行ったのだけれど、入り口付近で数秒固まってしまった。

というのも、服の列の色が見事にピンク赤と青黒に分かれていて、生まれた瞬間から(もしくはお腹にいるときから)ジェンダーコースがきっちり作られているのが一目瞭然だったからだ。

ピンク列と青列の間でくらりとしてしまい、ど、どうしよう......とぐずぐず悩むこと1時間。らしさを押し付けないデザインの実用的なマグマグを発見し、これだ!と即決。会計をすばやく済ませ店を後にしたのだけど、家に着いたらころにはぐったり。

たかがプレゼントひとつ贈るのに神経を使いすぎなのかなとも思ったし、友人が送ってくれた赤ちゃんの写真を見ると、男の子らしいといわれているデザインの衣服や布で身を包まれていたから親は大して気にしてないのかあ.....とも思ったけど、まあ、1人くらいは枠を押し付けない大人がその子の周りにいてもいいよなと思うことにした。

 

 

 

8月はほぼ家にいたから、読書時間も十分に確保できた。

連日雨だから...という理由で、また数冊購入したり借りたり。

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友人のおすすめで漫画も読んだ。

中学生以降ほぼ読んでいなかったからすごく新鮮だったし、頭にこびりついていた漫画のイメージ(恋愛至上主義とか暴力的なネタ)などが崩れた。そして大人買い。

子どもの頃はお小遣いを必死に貯めて1冊ずつしか買えなかったのに...こういうとき自分は大人になったなと思う。

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あと、念願の山にも行った。

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36度、37度と連日猛暑が続いていて、暑さに心底うんざりしていた頃だったから、標高1,000m以上の頂上に着いたときは「ここは楽園か?」と思ってしまった。

気温19度、爽やかな風が吹いていて、見渡す限り空と山と草原が広がっていた。

 
 
 
 
 
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登るときは濃霧と小雨だったけど、頂上について数分たつとみるみるうちに霧が消えていき、さっきまでの悪天候が嘘だったかのように青空が広がった。

かと思えば、また向こうの空から灰色の雲が勢いよく流れてきてポツポツと雨水が落ちてくるし、また晴れるし、コロコロと変わる天気に、山登り初心者は「ほへー」と呆気にとられていた。

 

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そして山小屋のような食事処で食べた山菜うどんが絶品だった。

次回は「これを食べるためだけに1300mも登ってきました!」と店員さんに言いたい。

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37度の下界を見下ろしながら食べる蓬餅も格別。

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のろのろと下山していると、遠くからなにかがこっちを見ている。目を凝らしてみると野生の鹿。

昔は家の近くで時々見かけたのだけど(鹿が線路に入って電車が遅延するのは日常茶飯事だった)、近年はあまり見かけなくなったなあ。

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景色のいい場所に来ると、ついつい買ってしまうソフトクリーム。この蓬ソフトはバニラとの違いがあまりわからなかったが、登山による心地よい疲労感と爽快な気分で最高に美味しく感じた。

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実はちゃんとした山に登るのはこれが初めてで、数ヶ月間かけてじりじりと溜まっていた頭の中のキャッシュがざーーーっとクリーンアップされる新感覚に驚いた。再起動したパソコンのようにあらゆるバグが直った感じ。

 

どちらかといえば登山は辛いだけの印象があったのだけど、その固定観念が今回で崩された。

いや、でも標高が低い山だと暑くて辛かったかもしれない。それにもっと悪天候だったら同じようなことはいえないかも。

今回は運良くスムーズに山デビューできたんだろうな。

今後も標高ちょい高めの山を探して、定期的に登りたいなと思う。

 

 

あと、前々から挑戦してみたかった映像制作も始めた。

 

引きこもりでも取っ掛かりやすいvlogから始めてみたのだけど、これがめっちゃ難しくて苦戦している。

映像の色、角度、光の加減、手振れ、ピント、音など気を配らなきゃいけないポイントがたくさんあって、ただぴゃーって撮ってちゃちゃっと編集して、ほいってアップロードできるもんじゃないことに気づいた。

今までインスタに短い映像をあげたりはしていたけど、数分レベルの映像を作るのは初めて。映像編集ソフトをいじるのも初めてで、ググりながら少しずつできることを増やしている。ひよこレベルから脱出できるのはいつになるやら。

 

撮影&編集に慣れるためにも、更新頻度を高く保ちたいけど、仕事が立て込んだらまた落ちるかもしれない。でもしばらくはコンスタントにあげて、腕を磨きたい。

 

somi - YouTube

 

 

 

まだまだ書きたいことはあるけど、ちょっと長ったらしくなってきたので今回はこれくらいに。