皆さん どうも、そみ(@somi_koguma) です。
以前ソウルに行ったとき、韓国フェミニズムと私たち [ タバブックス ]で紹介されていた性平等図書館”ヨギ”に行ってみたので、今回はその訪問記を書きたいなと思います。
この施設は
- ・韓国フェミニズムの歴史を知れる
- ・フェミニズム本が読み放題
- ・江南駅殺人事件の追悼ポストイットがある
と韓国フェミニズム歴史の全てがつまったような場所でした。
では早速、行き方や館内の様子などを紹介していきたいと思います。
※本記事の写真は館内の方に許可をいただき撮影いたしました。
性平等図書館”ヨギ”への行き方
性平等図書館”ヨギ”へは、地下鉄を利用して向かいました。
地下鉄1号線の大方駅(テバン駅 대방역)の3番出口を出て、徒歩3分程度で着きました。
閑静な場所に大きな建物がどーんとあるので、すぐに見つけられると思います。
館内1階にはMetoo運動の展示が
館内に入ってすぐに目に飛び込んできたのがMetoo運動の展示。
おおお!と一気に胸が高鳴りました。
ここには韓国におけるMetoo運動の歴史が写真や文章と共に紹介されており、いつどの場所でデモや集会が行われたかも細かく記録されていました。
写真や文字は静止しているのに、当時の参加者の声や集会の空気感が伝わってくる感覚。
無心になって展示物を見つめました。
連帯の言葉も3カ国語で。
フェミニズムは国境をこえますね。
しばらくMetoo運動展示の前から一歩も動けなかったんですが、閉館時間が迫ってきていることに気付き、本命の性平等図書館”ヨギ”がある2階へあがることに。
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性平等図書館”ヨギ”
エレベーターを降りると、性平等図書館”ヨギ”の入り口が。
隣には子供たちが本を読めるスペースもありました。
性平等図書館”ヨギ”で本を借りられるのはソウル市民だけですが、入館して本を読むだけなら外国人観光客やソウル市以外の人でもOKです。
中に入り、まず写真許可をもらってから見て回りました。
館内は開放感があり明るい印象。
隅々まで清潔感があり、本も綺麗に保管されていました。
当たり前ですが、大量にある本全てがフェミニズム本でびっくり。
日本の本もあって嬉しくなったり。
昔の本から新刊まで豊富に陳列されており、韓国のフェミニズム本は全てここに揃ってるんじゃないかと思うほどでした。
ソウル在住の方は本屋でフェミニズム本を買う必要がないですね。
ああ、うらやましい。
館内の奥に進むと”記憶ゾーン”があり、そこには2016年に起きた江南女性殺人事件の展示が。
当時江南駅の10番出口に貼られた膨大なポストイットもここに保管されていました。
10番出口からポストイットが無くなった知らせを聞いたときはすごく悲しかったんですが、ここに綺麗な状態で保管されることになって本当によかったです。
ポストイットから伝わってくる悲しみ、無力感、怒りは、差別に断固とした態度でいる決意をさらに強固なものにしてくれました。
図書館を訪れた人も書き込みができるようになっていたので、私も自分の思いを書き込み。
数週間は展示しておいてもらえるのかな?
ポストイットの他にも追悼式の場所や写真なども展示されており、メディアでは知れなかったことにも触れられる機会となりました。
この日、図書館には1時間ほど滞在。
ポストイットを読んだり、本を読んだりしているとあっと言う間に時間が経ち、気づけば閉館時間に。
終始静かで人も少なかったので、フェミニズムの世界にどっぷり浸ることができました。
ただ外国人が来るのが珍しいのか、図書館員の監視するような視線を終始感じ、それがすこし不快でしたね.....笑
それをのぞけばとても良い施設だったので、またソウルに来た際は立ち寄りたいなと。
最後に図書館でもらった生理ステッカーとナプキンの絵が描かれた手鏡の写真も載せておきます。
★★★
ということで今回は、ソウルにある性平等図書館”ヨギ”の訪問記でした。
韓国フェミニズムの熱を肌で感じられる施設でしたし、性別や世代関係なくすべての人が行くべき施設だと思います。
不定期で閉館しているときもあるそうなので、行かれる際はHPやSNSを確認なさってくださいね。
開館時間:火〜土 9:00-12:00 , 13:00-18:00
HP : http://www.genderarchive.or.kr/
Instagram:@gender_library
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